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Bebop 2をパイロット気分で操作するFPVセット。HMDと新コントローラー付きで95,000円

 パロットは、ドローン「Bebop 2」に、小型の新コントローラー「Skycontroller 2」と、ヘッドマウントディスプレイ「Cockpitglasses」を追加した、新パッケージ「Parrot Bebop2+FPV」を10月に発売する。価格は95,000円。Skycontroller 2とCockpitglassesだけをセットにした「Parrot FPV Pack」も48,000円で発売する。

新パッケージ「Parrot Bebop2+FPV」のセット内容

 なお、時速80kmで飛行できる固定翼のドローン「Parrot Disco」も同日に発表されている。詳細は別記事でレポートする。

 「Bebop 2」は、25分間の飛行が可能な空撮対応ドローン。1080p対応のカメラを備え、内蔵の8GBメモリに記録できるほか、スマートフォン/パソコンなどへの転送も可能。カメラは1,400万画素で、1080/60p記録に対応する。

Bebop 2

 4個のブラシレス・アウトランナー・エンジンが4つの3枚羽根プロペラを駆動。最高速度は水平方向で時速60km、垂直方向で時速21km。最高速度への到達時間は14秒、制動時間は4.5秒。最大風速時速63kmの向かい風でも飛行でき、20秒以内に100mの高度に到達できる。

Cockpitglasses

 Cockpitglassesは、別途スマートフォンを搭載し、ユーザーが装着。VR用ヘッドマウントディスプレイとして使用できるもの。Bebop 2のカメラで撮影した映像をスマホにライブ表示すると、ドローンのコクピットで操縦しているかのような気分が味わえる。

 スマートフォン/タブレット向け操作アプリは、新たに「FreeFlight Pro」に進化。このアプリ、もしくは新コントローラーの「Skycontroller 2」でドローンを操作する。アプリはiOS/Android向けを用意し、無料で利用できるが、アプリ内課金により、フライトプログラム機能なども利用できる。

新コントローラーの「Skycontroller 2」

 新コントローラーの「Skycontroller 2」は、「ゲームパッドとRCコントローラーの垣根をなくすことを目指して一から設計を見直した」というモデルで、500gと軽量かつ小型になった。

コントローラーの上部にスマホを固定できる

 コントローラーの上部にスマホを装着し、前述のアプリ「FreeFlight Pro」を用いて、撮影動画を表示させながら操作する事も可能。

 2本のジョイスティックで、ドローンのスロットル、方向、前後左右の傾きを制御。カスタマイズ可能な「ダイレクトアクセス」ボタンと「トリガー」ボタンを備え、Bebop2とParrot Cockpitglassesの様々な機能やオプションを利用できる。

 この機能の1つである「ダイレクトビュー」を使うと、Cockpitglassesを着用し、パイロットのような視界で操作をしている最中であっても、スマホのカメラでとらえた風景に切り替える事で、肉眼で地上からBebop 2を見るような感覚が味わえる。

Parrot BEBOP 2 FPV - Official Video