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TASCAM、定番PCMレコーダ「DR-05」の日本語パネルバージョン

 ティアックは、TASCAMブランドの定番リニアPCMレコーダ「DR-05」のメニュー表示とパネルを日本語にした「DR-05VER2-JJ」を10月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,000円前後。

DR-05VER2-JJ

 DR-05の日本語メニュー版は'15年に「DR-05VER2-J」として発売され、現在は生産完了。後継機となる「DR-05VER2-JJ」はディスプレイ表示だけでなく、録音・再生ボタンやヘッドフォンジャックなど端子周りの表記をすべて英語から日本語に変更した。メニュー表示は日本語のみで、英語への切り替えはできない。

前面ボタン部の表記
メニューの日本語表示に対応

 なお、既存のDR-05/DR-05 VERSION2ユーザーも、無償提供の最新ファームウェア(V2.11)を適用することで日本語表示が利用できる。

前面と左側面

 それ以外の仕様は既存のDR-05シリーズと共通で、最高96kHz/24bitのリニアPCM(WAV/BWF)録音や、最高320kbpsのMP3録音が行なえる。搭載するステレオマイクユニットはA-B方式の無指向性で、125dB SPLの耐高音圧設計。記録メディアはmicroSD/SDHCカード。

前面と右側面

 ステレオミニのマイク入力/外部入力端子と、ステレオミニのライン/ヘッドフォン出力端子を装備。データ転送用のUSB端子や、出力0.3Wのモノラルスピーカーも内蔵する。オーバーダビングや、音程を変えずに再生速度を変更できるVSA機能、楽器練習用のクロマチックチューナ、動画撮影時の音声位置合わせができる自動トーン機能などが利用できる。

 単3電池2本や専用ACアダプタのほか、USBバスパワーでも動作する。外形寸法は141×61×26mm(縦×横×厚み)、重量は116g。