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TASCAM、約1.3万円からの96/24対応レコーダ3機種。USBオーディオIF搭載

ティアックは、TASCAMブランドのリニアPCMレコーダー「DRシリーズ」をリニューアル。96kHz/24bit録音対応で、USBオーディオインターフェイス機能を追加した3機種を発売する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格は、無指向性マイクを搭載した「DR-05X」が13,000円前後。

DR-05X

A-B/X-Y方式対応のマイクを備えた「DR-07X」が15,000円前後。A-B/X-Y方式マイクで、4トラックモードやXLR/TRS入力も備えた「DR-40X」が21,000円前後。

DR-07X
DR-40X

ロングセラーのリニアPCMレコーダー「DR-05」、「DR-07MKII」、「DR-40」の機能を強化し、新たに「DR-05X」、「DR-07X」、「DR-40X」として発売する。いずれも96kHz/24bitのリニアPCM録音(WAV)が可能で、MP3録音も可能。

DR-05Xは無指向性ステレオコンデンサーマイクを搭載。DR-07XとDR-40Xは、A-B/X-Y方式対応の可動式ステレオコンデンサーマイクを搭載し、楽器演奏や動画用の音声収録、バイノーラル音声のようなASMR収録にも最適とする。DR-05X/07Xはプラグインパワー対応のマイク入力(ステレオミニ)を備える。

DR-40Xは4トラックモードを備え、デュアルレベルレコーディングや、非破壊オーバーダビングなどに対応。+4dBuラインレベル、+48Vファンタム電源対応のXLR/TRSのコンボ入力を備え、PA/SRコンソールや外部コンデンサーマイクを接続可能。M-Sステレオマイクが使えるMSデコード機能も備える。別売オプションのフットスイッチ(RC-3F)やワイヤードリモコン(RC-10)を接続可能。

DR-40XのXLR/TRSコンボ入力
PA/SRコンソールにDR-40Xを繋いだところ

    共通の主な機能
  • 2IN/2OUTのUSBオーディオインターフェイス機能
  • 文字起こし再生モード
  • 1回のUndoが可能な、カセット風のオーバーライト(上書き)録音機能

いずれも2IN/2OUTのUSBオーディオインターフェイス機能を搭載し、Windows/MacパソコンのUSBマイクとして使える(USB利用時は本体録音は不可)。インターネット配信やポッドキャストの収録等を想定。また、iOSにも対応し、iPhoneでの動画撮影時の音声収録や、内蔵のリバーブエフェクトを併用してインターネット配信での弾き語り、カラオケでの高音質マイクとして活用できる。

文字起こし再生モードを備え、人の声に特化したEQプリセットで明瞭な音声再生が可能。ジャンプバック再生により、瞬時に録音ファイルを再生できる。文字起こし時に早戻しや再生の繰り返しが、より手軽に行なえるという。

カセットレコーダーの様に録音できるオーバーライト録音機能を備え、失敗したテイクを残さずに録音を進められる。1回のUndoが可能で、前のテイクを残したい場合はその場ですぐ元に戻せる。

記録メディアは最大128GBまでのmicroSD/SDHC/SDXCカードで、DR-40XはSD/SDHC/SDXCカード。

白色バックライト付きの液晶ディスプレイを備え、屋外での視認性を向上させており、野外収録時もストレスなく設定やレベルチェックが可能とする。10カ国語のメニュー表示に対応しており、日本語・英語に加えてスペイン語/フランス語/イタリア語/ドイツ語/ロシア語/中国語/韓国語/ポルトガル語の各言語を切り換えられる。

外形寸法/重量は、DR-05Xが141×61×26mm(縦×横×厚み)/約116g。DR-07Xが158×68×26mm(同)/約127g。DR-40Xが155×70×35mm(同)/約213g。