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動画セルフィーモード採用の一眼「PEN E-PL8」。下開き液晶でタッチ撮影

 オリンパスは、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼デジタルカメラ「PEN E-PL8」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディ単体が8万円前後、「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」が付属するレンズキットが95,000円前後、同レンズに加えてM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rも付属するダブルズームキットが11万円前後。ボディーカラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3色。

PEN E-PL8(ブラック)

 外形寸法117.1×38.4×68.3mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量約326gの小型ボディやPENシリーズのデザインを継承しつつ、セルフィー(自分撮り)機能などを強化したのが特徴。有効1,605万画素のLive MOSセンサーと、センサーシフト式の3軸手ブレ補正を備える。画像処理エンジンは、上位機の「OM-D E-M1」と同じ「TruePic VII」を搭載。

 3型/104万画素で180度回転する下開きのタッチパネル液晶モニタを備え、静止画/動画の自分撮りがタッチ操作で可能。下開きのためタッチした指の写りこみを気にせず、快適に撮影できるという。ボディ前面のグリップはセルフィー時のホールド性を考慮し、指がかりしやすく、ボディーになじむ形状としている。

 別売のフィッシュアイボディーキャップレンズ「BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)」を利用することで、背景を大きく入れたセルフィーも可能で、集合写真や旅先での風景を大きく入れることができる。

PEN E-PL8(ホワイト)
PEN E-PL8(ブラウン)

 モニタを下開き状態にするとセルフィーモードが起動し、自動でミラー表示に切り替わる。モニターには、肌をなめらかに表現できるというeポートレートボタンや、シャッターボタン、カスタムセルフタイマー切り替えボタンに加え、明るさ調整ボタンや、複数のショートムービーをつなぎ合わせて1本の動画に仕上げる「クリップス」選択ボタン、動画撮影ボタンが追加され、タッチで操作できる。

下開きのタッチ液晶を装備

 動画用のセルフィーモードも新たに搭載。同モード時は、セルフィー動画の撮影をスムーズに行なえるように、動画開始ボタンや、明るさ調整ボタン、クリップス選択ボタンに加え、「ムービーエフェクト」選択ボタンを表示。シャッターボタンをタッチして1秒後に撮影するため、その間に視線を指先からレンズに戻して、カメラ目線で撮影できる。eポートレートにも対応。電動ズームレンズ装着時は、自動で広角端にズームが移動し、セルフィーに最適な広い画角で素早く撮影できるという。広角端に移動した後は手動でズームが変更可能。

 動画記録は、1,920×1,080ドット/30pまでのMPEG-4 AVC/H.264(MOV)または、1,280×720/30fpsまでのMotion JPEG(AVI)。MOVは約29分、AVIはHDで約7分の記録時間制限がある。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。

 SNSなどへの動画アップロードを想定した機能として、前述のクリップスに加え、静止画と同様にアートフィルターが使える「アートフィルタームービー」や、4種類の「ムービーエフェクト」にも対応する。

 無線LANも内蔵し、スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Share (OI.Share)」を利用して、リモートライブビューやタッチAFシャッター、ショートムービー撮影などに対応。スマホへのワイヤレス画像転送もできる。

 ボディ前面には、カラーごとに異なるパターンで表面加工した革調素材を使用。同梱のストラップや三角環カバーのカラーもボディに合わせて新調している。