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au、「Xperia XZ」11月上旬発売。レーザーAFなどカメラ強化、USB Type-C採用

 auは、Android 6.0スマートフォン「Xperia XZ(SOV34)」を11月上旬に発売する。ソニーモバイルコミュニケーションズのXperiaシリーズ最上位モデルで、カラーは、ミネラルブラックとプラチナ、フォレストブルー、ディープピンクの4色。

Xperia XZ。左からミネラルブラック、プラチナ、フォレストブルー、ディープピンク

 5.2型フルHD液晶と、2,300万画素リアカメラ/1,300万画素フロントカメラを備え、リアカメラで4K動画撮影も可能。AF性能などのカメラ機能強化や、アルミ素材の新たな本体デザイン、バッテリ保護機能などユーザービリティの向上が主な進化点。インターフェイスは新たにUSB Type-C端子を採用している。本体はIPX5/8防水対応。なお、6月に発売したこれまでの最上位機「Xperia X Performance」は終了となる。

 カメラのCMOSセンサーは従来のXシリーズと同じ1/2.3型のExmor RS for mobile。これに加え、新たに搭載した「レーザーAFセンサー」、「RGBC-IRセンサー」の3つを合わせて「トリプルイメージセンシング技術」と呼称。「あらゆる環境下で一瞬を逃さず、忠実にシーンをとらえる」という。最高0.03秒のAF機能や、被写体の動きを予測してフォーカスの設定を自動で行なう「先読みオートフォーカス機能」は従来モデルに引き続き搭載する。

ミネラルブラックの背面

 新たなレーザーAFセンサーにより、低照度環境下でも高速/高精度なAFを実現。イメージセンサーからの情報で行なうAFでは弱かった暗い場所でも、レーザーAFによりフォーカスが合いやすくなったという。また、RGBC-IRセンサーを用いたカラーセンシング技術により、屋内外など様々な光源環境でも、ホワイトバランスを正確に再現可能としている。

 手ブレ補正機能は、従来の3軸(ヨー/ピッチ/ロール)を強化し、X軸/Y軸のシフトブレにも対応した5軸手ブレ補正を動画撮影時に利用可能となった。F2.0のGレンズや、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」も備える。

 ハイレゾ音楽再生にも対応し、従来のXシリーズと同様に、圧縮音楽をハイレゾ相当の音質に変換再生するDSEE HXや、デジタルノイズキャンセリング機能も搭載。Bluetooth接続時の高音質コーデック「LDAC」もサポートする。

「いたわり充電」でバッテリ長寿命化。USB Type-C採用

 CPUは2.2GHz(デュアルコア)+1.6GHz(デュアルコア)のクアッドコア構成。メモリは3GB。ストレージは64GB。ユーザーの利用パターンに合わせて、キャッシュなどを最適化する機能も備える。

 バッテリ容量は2,900mAh。Qnovoのバッテリ制御技術も引き続き導入。バッテリの状態に合わせて最適な充電を行ない、長寿命を実現する。新機能として、睡眠中などユーザーの生活習慣に合わせて充電速度を調整する「いたわり充電」を搭載。常に急速で充電するのではなく、ユーザーの日々の活動を元に、起床時間に充電完了するように自動調整。バッテリの負荷を減らして「2年使っても劣化しにくい」という。なお、いたわり充電はON/OFFが選べる。

 本体デザインは、前面と側面、背面に一体感を持たせたラウンド形状の「LOOP SURFACE」を採用。素材は、神戸製鋼の「ALKALEIDO(アルカレイド)」を採用し、純度の高いアルミを使い、金属の輝きを高めたという。

 インターフェイスは、Xperiaで初となるUSB Type-C端子を採用。ステレオミニのヘッドフォン出力も装備。USBとステレオミニはキャップレスで防水となっている。電源ボタンに指紋認証センサーを搭載。NFCも備える。外形寸法と重量は、146×72×8.1mm(縦×横×厚さ)、161g。