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27gの超小型ハイレゾプレーヤー「PAW Pico」。スキットル型「The Explorer」も

 東京・中野サンプラザで22日に開幕した「ヘッドフォン祭 2016」のトップウイングブースでは、「Lotoo(ロトゥー)」ブランドの超小型ポータブルプレーヤー「PAW Pico」のプロトタイプが参考展示された。

PAW Pico

 また、Echoboxのブースでは、Android OS搭載のポータブルプレーヤーで、ウイスキーなどを携帯する“スキットル”のようなデザインが特徴の「The Explorer」が展示されている。

The Explorer

DSDも再生できる超小型プレーヤー「PAW Pico」

 PAW5000やPAWGoldといったハイレゾポータブルプレーヤーを展開しているLottoブランドの新たなプロトタイプとして登場したのが、手のひらに収まるサイズの「PAW Pico」。重さ27gながら、2.8MHzまでのDSDもPCM変換で再生可能。

左が「PAW Pico」、右が既存モデルの「PAW5000」

 Bluetoothも内蔵し、ヘッドフォンなどへワイヤレス伝送できるほか、Bluetoothレシーバとしても使えるのがユニークで、他のプレーヤーの音楽をワイヤレスで受信し、接続したイヤフォンなどで聴けるという。本体にディスプレイは搭載しないが、スマートフォンとの連携機能も備えている。

小型筐体ながら、大きめのボリュームダイヤルを備える
シャッフル/リピートなどの切り替えスイッチも側面に

 発売時期や価格は未定で、数カ月内の製品化を目指し、150~200ドルの価格帯をイメージしているという。ヘッドフォン出力はステレオミニ。内蔵バッテリで8~10時間の連続再生が可能。

背面

スキットル型「The Explorer」

 Echoboxが展示していたのは、192kHz/24bitのWAV/FLACや、DSDなどの再生に対応したポータブルプレーヤー「The Explorer」。発売は11月末で、日本を含めグローバルで同時期に展開する。価格は599ドル前後。スキットルのような形が特徴で、本体側面には木材を使用。竹やメープルなど、様々な素材を用意する。

The Explorer

 DACチップには据え置きのSACDプレーヤーなどにも使われているTI/バーブラウンの「PCM1792」を搭載。OSはAndroidで、クアッドコアCPUも装備。ストレージは64GBの内蔵メモリと別売microSDカード。無線LANとBluetoothを備え、DLNA再生などに対応するほか、音楽配信のTIDAL(日本未サービス)アプリなども利用可能になる予定だという。ステレオミニのヘッドフォン出力と、デジタル出力(光デジタル予定)も備える。

microUSBとmicroSDスロット部
電源/ボリューム操作部