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IsoTek、十字型筐体/独自ノイズフィルタ装備で180万円のパワーアンプ用電源

 ナスペックは、英IsoTek(アイソテック)のオーディオ用電源「EVO 3」シリーズ新モデルとして、パワーアンプ用のクリーン電源「EVO3 SUPER TITAN」を11月1日より発売する。受注生産で、価格は180万円。

EVO3 SUPER TITAN

 EVO3 SUPER TITANは、4系統のIEC 3Pコンセントと1系統のパワコン端子を装備。定格出力電流は合計20Aで、32Aの定格電源としても機能する。

 内蔵フィルター回路は、従来モデル「EVO3 TITAN」('15年発売)の設計をベースに、接続されたパワーアンプのパフォーマンスを最大限に引き出す設計に刷新し、TITANの2倍のフィルタリング能力を持たせている。4つのフィルターを並列/直列で配置。「ディファレンシャルモードノイズ」(スイッチング電源内蔵の機器由来のもの)と、「コモンモードノイズ」(空中の電波由来のもの)を低減して、よりクリアなサウンドを実現するという。

 独自技術の「KERP」や「Polaris-X」を採用しており、電源入力から出力端子までをパッシブ結線して入力端子と各端子を絶縁する「ダイレクト・カップルド・デザイン」もブラッシュアップして、機器間の絶縁を図っている。

EVO3 SUPER TITANによる電源供給のイメージ

 筐体の上下に十字型パネルを備え、4つの高剛性アルミ柱で支えるデザインを採用。パネルは超高密度の圧縮素材でできた2枚の板の間に、特殊な共振減衰材料を挟んで構成されたものを使っている。IsoTekではこれを「ISIS」(インデペンデント・システム・アイソレーション・サポート)と名付けている。

 外形寸法は500×500×300mm(幅×奥行き×高さ)、重量は30kg。純度99.9999%の6N OFCにシルバーメッキ処理を施した、32A対応電源ケーブル「INTENSE」(ケーブル長1.5m)が付属する。

背面
側面