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シャープ、字幕全文表示対応の新BDレコーダ。バラエティ「ドラ丸」も
2016年11月8日 13:07
シャープは、1クールのドラマをまるごと録画できる「ドラ丸」の強化や、録画番組の字幕全文表示に対応したBDレコーダ「AQUOSブルーレイ」5モデルを11月25日より発売する。ダブルチューナで、2TB HDDのBD-NW2100、1TBのBD-NW1100/WW1100、500GBのBD-NW510と、シングルチューナで500GBのBD-NS510を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は55,000円~8万円前後。
型番 | チューナ | HDD | 店頭予想価格 |
---|---|---|---|
BD-NW2100 | 2 | 2TB | 8万円 |
BD-NW1100 | 2 | 1TB | 7万円 |
BD-WW1100 | 2 | 7万円 | |
BD-NW510 | 2 | 500GB | 6万円 |
BD-NS510 | 1 | 55,000円 |
BD-WW1100は、BD-NW1100のホワイトカラーモデル。その他の4モデルのカラーはブラック。なお、トリプルチューナ機は、4月発売のBD-NT3000、NT-2000、NT-1000が継続販売される。
「ドラ丸」がバラエティ対応
連続ドラマの取り逃しを防ぐ「ドラ丸」機能を強化し、「バラエティ」の新番組のドラ丸に対応した。
ドラ丸は、地上デジタル放送の新作ドラマを、自動的にリストアップして4週間分録画する機能で、録画した新作ドラマを一覧表示して確認できる。4週間分録画するため、放送後に話題になった番組でも、遡って視聴できる点が特徴。設定変更により、BSチャンネルも追加できる。
これまでのドラ丸は、「ドラマ」と「アニメ」ジャンルの自動録画に対応していたが、新モデルでは「バラエティ」ジャンルの新番組自動録画が可能になった。ただし、ドラ丸で録画するジャンルは、「ドラマ」、「アニメ」、「バラエティ」の3つから1つ選ぶ必要があり、複数ジャンルの同時利用はできない。
ドラ丸では、新番組を自動抽出するため、新番組に気づきやすくなるほか、専用リストで管理されるため、まとめて再生も可能。録画番組はタイトルごとに一覧表示され、番組情報や出演者情報もチェックできる。録画後4週間経つと、古い番組から順次自動消去されるが、残しておきたい場合は毎週予約/通常録画に切り替えられ、まとめて、BDへのダビングも行なえる。
同社のユーザーアンケートでは、よく見る番組の1位がドラマ、3位がバラエティ、4位がアニメとなっており、バラエティの人気は高い(2位は映画)。そのため、ドラ丸でのバラエティ対応を決めたという。
ドラ丸だけでなく、通常のレコーダ利用にも対応。最大12倍の長時間録画も行なえる。USB HDDへの録画にも対応。G-GUIDEの人物や番組情報を用いて、キーワードを選ぶだけで好みの番組を検索できる「簡単サクッと検索」に対応。G-GUIDEは放送波でデータが送られてくるため、インターネット接続を行なわなくても、最新の人物やトピックから番組検索が可能になる。
[字幕全文表示]で時短視聴。スタンプも
「録る」機能だけでなく、「見る」ための機能も強化。新たに字幕全文表示機能を搭載した。これは、録画した番組の字幕情報を一覧表示し、内容を読んで確認できるというもの。例えば、1時間番組でも、字幕を読むだけであれば数分で内容を把握できるため、効率的な番組視聴が可能になる。
字幕付きの番組は、[字幕タイトルリスト]で一覧表示し、ニュース/放送や、ドキュメンタリーなどのジャンルごとに番組を一覧できる。シャープのレコーダは、字幕やデータ放送、番組連動データなどを省くことなく、HDDに録画する(他社製品ではデータ放送などを省くものも多い)ため、字幕全文表示が可能になったという。
ただし、字幕全文表示が行なえるのは、内蔵HDDからの再生時のみで、BDにダビングした場合は、字幕全文表示はできなくなる。また、AQUOSブルーレイでは、タブレットやスマートフォンからの番組視聴が可能だが、その際に字幕データを用いることはできない。
見たい場面を子画面ですぐに探せる「新・見どころポップアップ」も搭載。字幕データを使ってセリフ付きでシーンを検索できる。また、録画した番組の内容を小画面一覧で判断できる「番組内容まるわかり」も搭載。番組の内容を一画面あたり最大60個(もしくは24個)の小画面で一覧表示し、小画面で気になるシーンを選んで、選んだ場所から視聴開始できる。
録画した番組を分類できる「スタンプ」も新搭載。[いいね]、[微妙]、[また見る]、[見るな]、[保存版]、[チェック]、[済み]、[DUB済み]の8つのスタンプを番組に付けられるため、「途中まで見た」番組を後から判別しやすくなるなどの使い方が可能という。
BD-NW2100/NW11000/WW1100の3モデルは無線LANを内蔵。Ethernetは全モデルで搭載しており、外出先のスマートフォンなどからAQUOSブルーレイの録画/放送番組を再生する「外からリモート視聴」や、録画予約を行なう「リモート予約」に対応。いままで使用していたAQUOSブルーレイの録画番組を、新モデルに引き継ぐ「買い替えお引っ越しダビング」に対応し、2010年以降発売のAQUOSブルーレイであれば、録画番組を引き継いで利用できる。
HDMI接続したAQUOSとの併用時に、AQUOSで放送中の番組を一時停止できる「AQUOS連携」にも対応。出力端子はHDMI×1、光デジタル音声出力×1、USB×2(データ用×1、外付けHDD用×1)など。BD-NS510以外の4機種ではコンポジットビデオとアナログ音声入力を備えている。
消費電力はNW-2100/NW1100/WW1100が約24W、NW510が22W、NS510が21W。外形寸法は全モデル共通で430×195×48mm(幅×奥行き×高さ)。重量はNW2100が約2.6kg、NW1100/WW1100が約2.4kg、NW510/NS510が約2.1kg。