ニュース

BS対応ドラ丸や90分タイムシフトのシャープ新BDレコーダ

字幕から見どころ検索など。新「AQUOSブルーレイ」

 シャープは、AQUOSで視聴中の番組を90分さかのぼれる「AQUOSタイムシフト」に対応した新BDレコーダ「AQUOSブルーレイ」8機種を5月30日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万5,000円~12万円前後。

AQUOSブルーレイ

 AQUOSブルーレイの特徴の、1クールのドラマをまるごと録画できる「ドラ丸」は地上波だけでなく、BSにも対応。AQUOSタイムシフトなどの機能強化に加え、奥行きや高さもコンパクトにし、設置性を高めている。

 トリプルチューナモデルはHDD容量3TBのBD-NT3000、2TBのBD-NT2000、1TBのBD-NT1000の3モデルを用意。Wチューナは、2TBのBD-NW2000、1TBのBD-NW1000/WW1000、500GBのBD-NW500の4モデル、シングルチューナはBD-NS500の1モデルで、合計8製品で展開。

BD-NT3000
型番チューナHDDドラ丸店頭予想価格
BD-NT300033TB12万円
BD-NT20002TB9万円
BD-NT10001TB8万円
BD-NW200022TB8万円
BD-NW10001TB7万円
BD-WW10007万円
BD-NW500500GB6万円
BD-NS500155,000円

 BD-WW1000はBD-NW1000のホワイトモデル。その他7モデルのカラーはブラックとなる。

BD-WW1000
BD-NW500

AQUOSでテレビを見ながら90分さかのぼる「AQUOSタイムシフト」

 液晶テレビ「AQUOS」と連携し、AQUOSで視聴中の番組を最大90分さかのぼって視聴できる「AQUOSタイムシフト」を新搭載。AQUOSタイムシフトとAQUOSファミリンクの設定を行なうと、AQUOSの電源[入]に連動してレコーダが起動し、AQUOSで選局しているチャンネルの情報がレコーダに送られ、視聴中の番組と同じ番組をレコーダ側の内蔵HDDに最大90分まで自動的に録画(タイムシフト録画)する。

AQUOSタイムシフトの利用イメージ

 これにより、急な用事でテレビ視聴を中断するときに、AQUOSのリモコンで一時停止状態にしてから続きを視聴したり、見逃したシーンに戻ることができる。対応AQUOSは、2016年モデルのAQUOS XD45/US40/U40シリーズで、AQUOS側の設定も必要となる。

ドラ丸がBS対応。セリフからの見どころ検索も

 新作連続ドラマを4週間分自動録画する「ドラ丸」機能を全モデルで搭載。従来は、地デジドラマの新作のみ録画していたが、新たにBSも含めた新作ドラマの自動に対応した。

 録画した新作ドラマは一覧表示が可能で、4週間分録画するため、放送後に話題になった番組も遡って視聴できる。録画後4週間経つと、古い番組から順次自動消去される。残しておきたい場合は、最終回まで続けて毎週予約/通常録画に切り替えられるまた、設定を切り替えて、ドラマではなく、「新作連続アニメ」だけの録画も行なえる。

 ドラ丸だけでなく、通常のレコーダ利用も可能で、最大12倍の長時間録画に対応。BD-NT3000/NT2000/NT1000は地上/BS/110度CSデジタルトリプルチューナを搭載し、HDD容量はNT3000が3TB、NT2000が2TB、NT1000が1TB。BD-NW2000/NW1000/WW1000/NW500はダブルチューナモデルで、HDD容量はNW2000が2TB、NW/WW1000が1TB、NW500が500GB。BD-NS500はHDD 500GBのシングルチューナ機となる。

 録画番組のシーンを1分間隔の静止画小画面で確認できる「見どころポップアップ」も装備。字幕データから抽出した文字情報も同時に表示する「セリフ付き見どころポップアップ」に対応し、文字情報でも見たいシーンを探すことができる。

セリフ付き見どころポップアップ

 同一タイトルの録画番組をフォルダごとにまとめて表示できる「まと丸」も搭載。録画番組の検索/絞り込みが簡単に行なえ、まとめた番組の連続再生や、ダビング/消去/保護設定も一括して実行できる。録画した番組の内容を小画面一覧で判断できる「番組内容まるわかり」や、カテゴリや人名で、録画したい番組や録画済みの番組が検索できる「簡単サクッと検索」なども備えている。

 USB HDDの追加によるHDDの拡張にも対応。SeeQVaultにも対応し、対応HDDなどにダビングした録画番組を他のSeeQVault対応機器で再生できる。

リモート視聴にも対応。本体小型化

 Ethernetを装備するほか、BD-NW500/NS500以外のモデルは無線LANも内蔵。Androidアプリ「AQUOSリモートプレーヤー」、iOSアプリ「DiXiM Digital TV」を使って、外出先からも録画/放送番組をスマートフォンで視聴できる「外からリモート視聴」や、外出先から録画予約が可能な「AQUOSリモート予約」に対応する。

 出力端子はHDMI×1、USB×2(データ用×1、外付けHDD用×1)など。コンポジット入力(NS500除く)も備えている。

 消費電力はNT3800が約26W、NT2000/NT1000が約25W、NW2000/NW1000が約24W、W500が約19W、NS500が約18W。待機時消費電力はいずれも0.1W。年間消費電力量はNT3800が約27kWh/年、NT2000/NT1000が約26kWh/年、NW2000/NW1000/WW1000が約25.6kWh/年、NW500が約19kWh/年、NS500が約18kWh/年。

AQUOSブルーレイ

 '15年モデルの「BD-T3800」との体積比では約30%小型化し、テレビラックやテレビ脇への設置性を高めている。外形寸法は全モデル共通で430×195×48mm(幅×奥行き×高さ)。重量はNT3000/NT2000が約2.6kg、NT1000が約2.4kg、NW2000が約2.6kg、NW1000/WW1000が約2.4kg、NW500/NS500が約2.0kg。

従来モデル(右)より薄型化
奥行きの短縮も特徴

(臼田勤哉)