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LDACとハイレゾ対応のエレコムBluetooth/USBスピーカー。25,000円

 エレコムは、ソニーの高音質コーデック「LDAC」に対応した小型のBluetooth/USBスピーカー「LBT-SPHR01」を2017年1月上旬より発売する。価格は25,450円。愛称は「Mezzoforte(mf)」。

LBT-SPHR01

 ソニーのLDACに対応し、ウォークマンやXperiaなどのLDAC対応機種から、ハイレゾ相当のワイヤレスBluetooth伝送が行なえるスピーカー。USB入力も備えており、PCと接続して、最高96kHz/24bitのハイレゾ再生が行なえる。ソニー以外のメーカーで、LDACコーデックに対応するのは、ティアックのNew Vintageシリーズ「NR-7CD」、「WS-A70」に続き2製品目で、発売時期ではLBT-SPHR01が先となる見込み。

 オーディオチップは「CSR8675」を搭載。Bluetooth Ver.4.1に準拠し、コーデックはLDACのほかaptX、SBCをサポート。aptXの上位バージョンであるaptX HDには対応しない。プロファイルはA2DPをサポートする。

 USB入力は96kHz/24bitまで対応。Windows/Macのほか、iPhone(カメラアダプタ経由)やウォークマン、Androidなどからのハイレゾ入力にも対応する。96kHz/24bitを超える信号は、端末側で96kHz/24bitのPCMに変換して再生する。

 スピーカー構成は、フルレンジ×2とサブウーファの2.1ch構成で、出力は5W×2ch+10W。DAC内蔵のデジタルアンプをフルレンジ用の「TAS7554M」とサブウーファ用「STA369BW」を独立して搭載したデュアルアンプ構成。

フルレンジ×2とサブウーファ×1を前面に装備
背面にパッシブラジエータ

 ハイレゾ対応のフルレンジユニットは、ボイスコイルにCCAW、ボイスコイルボビンにカプトンを使用し、振動のレスポンスを向上。再現性の高いクリアな音質を実現できるという。サブウーファは、前面中央に設置。さらに背面に2基のパッシブラジエータを搭載し、自然かつ存在感ある低音再生を可能にした。クロスオーバーは300Hz。

 高級感にこだわったボディデザインとし、底面には真鍮インシュレータを搭載。
AUX入力も備えており、アナログ接続のポータブルオーディオプレーヤーなども利用できる。

底面にインシュレータ

 バッテリはリチウムイオンで、USB接続時で約12時間、Bluetooth/AUX接続時で約13時間の利用が可能。バッテリを3本直列接続して11.1V出力を実現する「ハイボルテージ電源」により、昇圧回路なしにACアダプタ(14V)利用時と同等の出力を得ることができるという。

 再生周波数帯域は100Hz~40kHz。外形寸法は233×105×72.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,400g。