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Campfire Audio、セラミックコーティングに進化したイヤフォンJUPITER CK/ORION CK

 ミックスウェーブは、米Campfire Audioのイヤフォン「JUPITER(ジュピター)」、「ORION(オリオン)」の筐体仕上げを、セラミック複合コーティングに変更した「JUPITER CK」と「ORION CK」を12月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「JUPITER CK」が86,000円前後、「ORION CK」が38,700円前後。

JUPITER CK

 航空機グレードの6061アルミニウムの無垢材から精密加工された削り出しの筐体を使っているのは従来と同じだが、新たにセラミックを原料としたCerakote(セラミック複合コーティング)を仕上げに採用しているのが特徴。塗膜硬度が高く、耐摩耗性に優れており、「より長い間筐体の品質を保ってくれる」という。

JUPITER CK

 JUPITERは、4基のバランスド・アーマチュアユニットを搭載したイヤフォン。構成は低域用×2基、高域用×2基の2ウェイ。再生周波数帯域は10Hz~28kHz。筐体の仕上げだけでなく、付属のケーブルやイヤーピースの仕様も従来モデルとは異なっている。

イヤーピースを外したところ

 音導管を使わないチューブレス設計「TAEC(Tuned Acoustic Expansion Chamber)」を採用しているのが特徴。チューブを使わない事で周波数特性の変化や、 フィルタを使わないことによる高周波域の劣化を防ぎ、「従来までの音導管を使用したイヤフォン設計では成し得なかった比類のない高域特性」を実現するという。この技術は従来「Resonator assembly」と呼ばれていた。

 部品の選定にもこだわり、ドライバーにも厳格な調整や性能基準に適合しているかの試験を行ない、選別している。ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側端子にはベリリウム銅で加工されたMMCX端子を使っている。

 付属のケーブルは、ALO audioとして生産している「Litz Wire Earphone Cable」を使用。長さは約120cm。ステレオミニ接続のケーブルで、従来モデルに同梱していた2.5mm 4極ケーブルは付属しない。感度は114dB、インピーダンスは35Ω。イヤーピースはシリコン、フォーム、SpinFitを同梱。

Litz Wire Earphone Cable

ORION CK

 「“Less is more”最小で以って、 最大限の成果を生み出す」 ことをコンセプトに開発されたモデル。ユニット構成もシンプルで、BAを1基搭載したシングルドライバーモデルとなる。「このフラットなリファレンスサウンドは無邪気なほどシンプルで、 お気に入りの曲をレコーディングされた時のまま再生する」という。再生周波数帯域は10Hz~19kHz。

ORION CK

 ケーブルは着脱でき、イヤホン側端子にはベリリウム銅で加工されたMMCX端子を採用。付属のケーブルは、ALO audioの「Litz Wire Earphone Cable」。長さは約120cm。ステレオミニ接続用ケーブルを同梱する。インピーダンスは22Ω、感度は114dB。イヤーピースはシリコン、フォーム、SpinFitを同梱。

イヤーピースを外したところ