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Campfire Audio、チューブレスでBA 4基のJUPITER、BA 1基で4万円以下のORION

 ミックスウェーブは、米Campfire Audioのイヤフォン2機種を11月27日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、「JUPITER(ジュピター)」が114,500円、「ORION(オリオン)」が38,700円。

JUPITER

JUPITER

 JUPITERは、4基のバランスド・アーマチュアユニットを搭載したイヤフォン。構成は低域用×2基、高域用×2基の2ウェイ。

 音導管を使わないチューブレス設計が特徴。チューブを使わない事で周波数特性の変化や、 フィルタを使わないことによる高周波域の劣化を防ぎ、高周波域のレスポンスを向上させるという。同社ではこの設計を「Resonator assembly(レゾネーター・アセンブリー)」と名付けている。

 これにより、周波数特性をより正確に再現。高域の歪を抑え、明瞭感ある高域が得られ、中域(ボーカル領域)の表現もより開放的でリアルになるという。

 部品の選定にもこだわっているほか、筐体はアルミ削り出しを採用。ケーブルは着脱でき、イヤフォン側端子にはベリリウム銅で加工されたMMCX端子を使っている。

 Campfire Audioは、ALO audioのCEOであるKen Ball氏が立ち上げたイヤフォン/ヘッドフォンメーカー。ハンドメイドで、米オレゴン州ポートランドで作られている。

ベリリウム銅で加工されたMMCX端子を使っている

 付属のケーブルは、ALO audioとして生産している「Tinsel Earphone Cable」を使用。長さは約145cm。ステレオミニ接続用ケーブルに加え、Astell&Kernの対応モデルと接続する事でバランス駆動ができる2.5mm 4極のケーブルも同梱する。イヤフォンの重量は23g。イヤーピースはシリコン、フォーム、Comply Tx-400を同梱。

製造風景

ORION

 「“Less is more”最小で以って、 最大限の成果を生み出す」 ことをコンセプトに開発されたモデル。製品設計もシンプルで、精密加工された削り出しのアルミニウム筐体に、BAを1基搭載したシングルドライバーモデルとなる。

ORION

 音質面は、「ダイナミックドライバ型イヤフォンを聴いていると錯覚するような一貫したサウンドバランスが特徴」としており、「歯擦音を含まない透明感ある高域、 原音に近い中域、BAによるパンチの効いた低域に限らず、 ダイナミックドライバの音だと錯覚すらさせる低域の再現性・量感」を実現しているという。

 ケーブルは着脱でき、イヤホン側端子にはベリリウム銅で加工されたMMCX端子を採用。付属のケーブルは、ALO audioの「Tinsel Earphone Cable」。長さは約145cm。ステレオミニ接続用ケーブルを同梱する。イヤフォンの重量は23g。イヤーピースはシリコン、フォーム、Comply Tx-400を同梱。

ORIONもMMCX端子でリケーブル対応

(山崎健太郎)