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'16年11月までのハイレゾ音源売上は前年比11%増、“まとめ買い”好調。GfK調査

 GfKジャパン(GfK)は21日、主要ハイレゾ音源配信サイトのダウンロード実績に基づく「ハイレゾ音源ダウンロード市場レポート」を発表。'16年のダウンロード配信数は各月とも前年を上回る実績で、1〜11月計では前年比10%増、金額も同11%増となった。市場拡大の背景には、ハイレゾ対応オーディオ機器の普及があるとしている。

ハイレゾ音源ダウンロード配信数推移
出典:GfK

 月次のダウンロード数と金額を調査したもので、集計対象はe-onkyo music、mora、mysound、VICTOR STUDIO HD-Music.、レコチョクの5サイト。調査には日本レコード協会も協力している。

 ハイレゾの市場規模はソフト、ハードともに拡大基調にあり、'15年のハイレゾ音源のダウンロード配信数は前年比108%増(2.08倍)と大きく増加。'16年1〜11月計も各月で前年実績を上回り、前年比で10%増となった。また、'16年は新たに2社がハイレゾ音源の配信サービスを開始した。

 ハイレゾ音源市場を牽引しているジャンルは「アニメ」だが、「J-POP」などでラインナップが増えたことでユーザーのすそ野が広がったとする。また、'16年はアルバム購入(まとめ買い)の実績が好調で、平均単価が上昇。1〜11月計のダウンロード金額は前年比11%増と、数量を上回る成長となった。

 全国の家電量販店約4,000店のハイレゾ対応オーディオ機器の販売実績を見ると、携帯音楽プレーヤーは'15年に数量が前年比28%増加。'16年1〜11月計も前年の水準を維持している。ハイレゾ対応ヘッドフォンについては、'15年は同148%増(2.48倍)、'16年1〜11月計は同53%増と拡大が続き、ハイレゾ対応スマートフォンも増加。「ハイレゾの視聴環境は広がっている」とした。

 GfKでは、12月は例年人気アーティストの新譜リリースなどで配信のピークを迎えるとして、「どこまでファンを取り込めるか動向が注目される」としている。