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Oculus用JBLヘッドフォンやGoogle Homeスピーカー。マークレビンソンのターンテーブルも

 「CES 2017」のハーマンインターナショナル出展会場では、JBLブランドのVR向けヘッドフォンや、Google Homeと連携するワイヤレススピーカーなどが展示。また、マークレビンソンが今後発売予定のアナログターンテーブルなどが披露されている。

Oculus Riftに装着した専用ヘッドフォン「OR300」

JBLのVR向けヘッドフォン/イヤフォンやUnder Armourコラボモデルなど

 VRヘッドセットの「Oculus Rift」に装着できるユニークなヘッドフォン「OR300」とイヤフォン「OR100」がJBLブランドから登場。ヘッドフォンまたはイヤフォンとヘッドセットを別々にかぶるのではなく、Oculus Riftと専用端子で接続することで一度に装着でき、ケーブルなどを最小限に抑えられるのが特徴。価格はOR300が149ドル、OR100が79ドル。発売時期は3月。

Oculus Riftに装着するイヤフォン「OR100」

 ゲームや動画鑑賞なども快適に行なえるという軽量な本体デザインを採用。ヘッドフォンのOR300は、イヤーパッド部のクッションもOculus Riftに最適化され、長時間でも快適に利用可能としている。イヤフォンのOR100は、周囲の音を遮断して、ゲームなどのコンテンツに没入できるとしている。いずれも「JBL Pure Bass sound」で低域再生の強化を図っている。

 ヘッドフォン/イヤフォンではなくBluetoothスピーカーでVRの音声を楽しめるのが「Soundgear」。ネックバンド型のスピーカーにより、周囲の音を遮断することなく“ハンズフリー、イヤーフリー”でVRコンテンツを楽しめる。SamsungのGear VRやGoogleのDaydreamなど、様々なVRヘッドセットと組み合わせて利用できる。バッテリを内蔵し、約6時間動作可能。デュアルマイクも内蔵し、エコーやノイズを抑えた通話もできるとしている。価格は199.95ドルで、'17年夏に発売。

首に掛けているのがSoundgear

 JBLと、スポーツブランドUnder Armourのコラボイヤフォン最新モデルも展示。「Sport Wireless」は、従来モデルから筐体を大幅に小型化。Sport Wireless Heart Rateは、心拍計も備えた耳掛けのモデル。NBAのスター選手で、ブランドのアンバサダーを務めるステフィン・カリーとのコラボイヤフォンも展示されている。

Sport Wireless
Sport Wireless Heart Rateの装着例
NBAステフィン・カリー選手とのコラボモデル

Google Home連携のワイヤレススピーカーや、イヤフォンを充電できる「Charging Case」

 無線LAN/Bluetooth搭載スピーカー「Playlist」は、Chromecast built-in(旧名称はGoogle Cast)に対応し、Spotifyなどのストリーミング受信/再生や、同じネットワーク内にある他のスピーカーと連動するマルチルーム再生などが可能。96kHz/24bitのハイレゾ音声もストリーミング可能としている。価格は149.95ドルで、'17年春に発売。

Playlist

 ブース内のデモルームでは、Googleの音声アシスタント端末「Google Home」と連携し、音声操作や、スマホアプリの操作で家じゅうのスピーカーを同時に鳴らすといった使用例を紹介している。

Google Homeと連動

 オーディオ向けのJBLヘッドフォンでは、クインシー・ジョーンズとコラボレーションしたBluetoothヘッドフォン新モデル「E55BT」も登場。50mm径ユニットを搭載したBluetoothヘッドフォンで、クインシー・ジョーンズがチューニングした「customized EQ」機能を採用。

E55BT

 内蔵バッテリで20時間の連続使用が可能。着脱式のリモコンマイク付きケーブルも付属し、有線のヘッドフォンとしても利用できる。限定バージョンのポーチも付属する。価格は1,199.95ドルで、5月に発売。

 イヤフォンケースにバッテリを内蔵したユニークなアクセサリ「Charging Case」も登場。Bluetoothイヤフォンなどに充電できるmicroUSBケーブルを備えたケースで、充電しながらケースに収納して持ち運べる。給電することで、イヤフォンの使用時間を約16時間延長できる(機種によって異なる)ほか、15分の急速充電で1時間再生することも可能(機種により異なる)。

Charging Case(イヤフォンは別売)
ケースに入れた状態で充電できる

 カラフルなLEDライトが特徴的なポータブルスピーカーの第3世代モデル「Pulse 3」は、本体表面のデザインを大きく変更し、光沢を持たせた表面仕上げを採用。360度サウンドを光の演出と合わせて再生でき、光り方などをスマートフォンのアプリから設定できる。199.95ドルで、'17年春に発売。

Pulse 3
バイクなどのハンドルに着けられるBluetoothスピーカー「CRUISE」も
シリコンバレーの企業Navdyと協力したヘッドアップディスプレイ

マークレビンソンのターンテーブルやCD/ネットワークプレーヤー登場

 マークレビンソンブランドの新製品として、アナログレコードプレーヤー「No515」が登場。発売時期や価格などの詳細は未定。駆動はベルトドライブ方式。高トルクのACシンクロナスモーターを備え、シャーシはMDFやアルミを重ね合わせ、エンクロージャから独立させている。プラッターはアルミ製で重量は約9kg。価格はカートリッジが付属しないバージョンで1万ドルから。'17年夏に発売予定。

マークレビンソン「No515」

 ネットワークオーディオとCD再生に対応したプレーヤー「No519」は、5.6MHzまでのDSDや、192kHz/32bitまでのハイレゾ再生もサポート。入力はUSBや光/同軸デジタル、XLRバランスに対応。XLRバランス出力やRCA、ヘッドフォンなどの出力を備える。日本でも'17年初旬に発売予定で、価格は215万円。

ネットワーク/CD対応プレーヤー「No519」
JBL 70周年のスタジオモニタースピーカー「4312SE」も展示
harman/kardonのBluetoothスピーカー「Go+Play」
REVELブランドのスピーカー