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JDIが“Hi-Reso Display”量産開始。プレミアムスマホ向けに高精細/低消費電力

 ジャパンディスプレイ(JDI)は、プレミアムモバイル端末向けにのワイドQuad HDフォーマット(1,440×2,560ドット/WQHD)液晶ディスプレイ「Hi-Reso Display」の量産を開始した。

 従来の同等製品に比べパネルの消費電力を低減し、ディスプレイの高精細化と低消費電力化という相反する要素を両立させたという液晶ディスプレイ。液晶モードは光配向IPS(IPS-NEO)で、精細度は500ppi以上、輝度は500cd/m2、コントラスト比は1,500:1、色再現域は96%。ハイパフォーマンスが求められるプレミアムスマートフォン向けに展開する。

 従来の課題であった低周波30Hz時の表示ちらつきを、構成材料の工夫により解決。場面に応じてLCD駆動周波数を、従来の60Hzからより低周波な30Hzへ切り替えることで、パネル消費電力の低減を実現する。

 独自のインセルタッチ第2世代Pixel Eyesにより、更なる狭額縁化や黒の表現力向上、濡れた手で触れても誤動作しにくいという特長も備えている。フルHDからWQHDへのアップスケーリング機能を持つドライバICを搭載しており、スマートフォンメーカーは、製品開発を効率的に行なえるという。