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ALO、ダイナミックレンジにこだわり、IEMにもマッチする新ポータブルアンプ「Rx」
2017年1月23日 12:34
ミックスウェーブは、米ALO audioの新ポータブルアンプ「Rx」を1月27日に発売する。2015年に発売された「Rx」と同じ名前だが、後継モデルとなり、筐体デザインも異なる。価格は38,000円。カラーはBlack(ALO-2828)とGold(ALO-2835)を用意する。
ステレオミニの入出力を備えたポータブルアンプ。DACは搭載していない。新モデルは、旧モデルの筐体設計のみを変更。旧モデルは3つのパーツで構成されていたが、新モデルでは2つへと変更。天板に印字されている「Rx」ロゴも、異なる加工法に変更された。
音質面では、ダイナミックレンジの確保にこだわって設計。よりクリーンな電力供給を行なうために、新しいコンデンサを採用。通常であれば3.3V程度の内部電圧のところ、15V設計として、より広いダイナミックレンジを確保したという。
可聴帯域の上限である20kHzまでの周波数帯域を確保するだけでなく、Rxでは50kHzまで周波数特性がフラットに伸びている。周波数カットオフの位置を、余裕を持たせた80kHz付近にする事で、「可聴帯域においても非常に歪みの少ない安定した音源再生を可能とした」という。全高調波歪は0.002%以下。ゲインは約-14.6dB。
IEM(インイヤーモニター)向けも想定して設計。出力インピーダンスを0.5Ω以下と低くする事で、IEMのドライバが持つ、各周波数帯のインピーダンス特性に対しての影響を抑制。 ダンピングファクターを向上させるという。
リチウムポリマーバッテリを内蔵。再生時間は最長で約10時間、充電時間は約3時間。外形寸法は57×104×17mm(幅×奥行き×厚さ)で、重量は103g。シリコンストラップや充電用USBケーブル、ACアダプタを同梱する。