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ALO、IEMに最適化したポータブルアンプ「Rx/Black」

15V設計でダイナミックレンジ拡大。実売48,500円

 ミックスウェーブは、ポータブルヘッドフォンアンプ「Rx」の新モデルで、カスタムインイヤーモニター(IEM)対応を強化した「Rx/Black」を6月18日より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は48,500円前後。

Rx/Black

 5月に85台限定で発売された「Rx/Nickel plating」の別カラーモデルで限定ではなく通常生産モデルとして展開。カラーと販売方法以外の特徴は、Rx/Nickel platingを踏襲しており、IEMへの対応を強化した。

 IEMへの対応強化を目的に、通常は3.3Vの内部電圧を15V設計とし、広いダイナミックレンジを確保。新コンデンサの採用など、ダイナミックレンジ拡大を重視して設計している。

入出力は3.5mmのミニジャック
microUSBを装備

 アンプを設計する上で行なう周波数カットオフ位置を80kHz付近とすることで、歪の少ない安定した音源再生を可能にしたとする。

 出力端子はステレオミニ×1、入力端子もステレオミニ×1。IEM(インイヤモニター)に最適化した設計を施し、出力インピーダンスは0.5Ω以下に設定。これにより、IEMのドライバが有する各周波数帯のインピーダンス特性に対しての影響を抑え、ダンピングファクターを向上している。

 バッテリを内蔵し、microUSB経由で充電可能。充電時間は3時間。最大再生時間は10~13時間。外形寸法は57×104×17mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約103g。シリコンストラップやUSBケーブル、ACアダプタなどが付属する。

5月のヘッドフォン祭で展示された「Rx/Black」

(臼田勤哉)