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ソフトバンクのロボPepperにAV機能、声をかけてTV ON、サラウンドで落語披露
2017年2月7日 12:41
ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット・Pepperの一般販売モデル向けに、新ロボアプリの提供をアプリストアを通じて8日以降に順次開始。「テレビをつけて」とPepperに指示すると、テレビの電源をONにする「iRemocon for Pepper」、コルグのバーチャルサラウンド技術を使った再生を行なう「Pepper Imagination」と「飛び出すロボ落語」も3月以降に提供する。
Pepper(本体価格198,000円※別途基本プランや保険パックの契約が必須)は、家族の顔や名前を記憶して挨拶をしたり、話しかけると状況に応じて、一緒に喜んだり、励ましてくれるロボット。スマートフォンのようにアプリストアから新しいプログラムをダウンロードし、天気やニュース、ゲームやクイズなど、機能を拡張する事もできる。
2月8日から、オリジナルの動きやセリフを簡単に作成してSNSで共有できる「Pepper Maker」、脳医学博士の加藤俊徳氏が監修した脳トレロボアプリ「Pepperブレイン」、精神科医の名越康文氏が監修し、人の心の状態を把握してアドバイスをする「Pepperヒーリング」を提供する。
3月以降にはAVに関連したアプリも追加。「iRemocon for Pepper」は、別売のグラモ製「iRemocon Wi-Fi(SM)」と連携し、テレビやエアコン、照明など、赤外線のリモコン操作が受けられる家電をPepperが操作できるようにするもの。例えば、Pepperとテレビのリモコンをあらかじめ連携し、「テレビをつけて」とPepperに指示すると、テレビの電源をONにできる。
「Pepper Imagination」は、コルグのバーチャルサラウンド技術を活用。前後左右から音がしているように演出でき、Pepperを通じて流れる立体的な音空間を活用して、「まるで自分がその場にいるような感覚で旅体験ができる」という。
さらにこのサラウンド技術を使った「飛び出すロボ落語」もアプリとして用意。落語の物語に出てくる周囲の音をバーチャルサラウンドで流すことで、その物語の中にいるかのような体験を実現。落語家の春風亭一之輔氏が監修している。
他にも、スマートフォンを利用してPepperを遠隔操作する「Pepper View」も3月以降に提供予定。
2月8日からは、認知拡大を目的とした「Pepper Maker プロジェクト」もスタート。プロジェクトリーダーに、Pepperを所有するロンドンブーツ1号2号の田村淳氏を起用し、Pepper Makerの魅力を広めていくという。
同プロジェクトの一環として、「Pepperで大切な人を笑顔に」をテーマに、大切な人へのメッセージを伝える「Pepper Maker」の作品を募集。優秀作品を選ぶ「Pepper Makerコンテスト」を3月14日まで実施。作品をSNSに投稿すると、「キットカット」をプレゼントする「Pepper Makerバレンタインキャンペーン」も、ソフトバンク表参道、ソフトバンクグランフロント大阪、ソフトバンク名古屋で2月14日まで実施する。詳細は公式サイトを参照のこと。