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Rega、コンパクトでDACも搭載したプリメインアンプ「Brio MK7」

プリメインアンプ「Brio MK7」

完実電気は、RegaのコンパクトでDACも搭載したプリメインアンプ「Brio MK7」を25日に発売した。価格は198,000円。

フルコンポサイズの約半分にあたるハーフサイズのフロントパネルを採用したRegaのプリメインアンプ。コンパクトかつコストパフォーマンスの高いアンプとして、1991年に初代モデルが発売されて以来、Brio MK7で7世代目となる。

Brio MK7では、再生メディアの広がりに対応すべく、Brioシリーズで初めてDACを搭載。音楽配信サービスのリスニングに対した。DAC搭載により、全面的にメイン基板のレイアウトを見直している。

さらに、Regaプリメインアンプの特徴であるPhono(MM対応)ステージでは、Fono MM MK5と設計思想を共有し、PlanarシリーズやRegaカートリッジとの組み合わせで、さらなるレコード再生の向上を目指している。ICを使用するなどコンパクトな回路ながら入力回路、RIAA回路を分けるなど、相互干渉を最大限に抑えた。

出力は50W + 50W(8Ω)で、電源回路には160VAの大型トロイダルトランスを搭載。10,000μFコンデンサー大型コンデンサー×2を出力段に、2,200μFコンデンサーを入力段に採用。電源供給はパワー段、プリ段に分けている。

デジタル入力として、光デジタル、同軸デジタルを搭載。DACチップは、Rega CDプレーヤーやDACでも採用しているWolfson「WM8742」を搭載。DIRはWolfson WN8805を採用する。

基盤上の回路設計を見直し、高音質化。回路設計の最短化だけでなく、DACやフォノ回路との間隔も取り、デジタルノイズからの干渉や、位相の乱れ、歪の低減を実現。アルプス社製のアナログボリュームをはじめとするオーディオ用高音質パーツも搭載している。

放熱機構設計を採用し、シャーシ全体がヒートシンクとなるよう、5mm厚のアルミ合板を採用。またトランジスターを6mm厚のプレートにマウントし、ボトムプレートへ熱を誘導する機構設計になっている。

ライン入力は3系統搭載。3.5mmのヘッドフォン出力も備えている。外形寸法は216×365×79mm(幅×奥行き×高さ)で、質量は4.9kg。消費電力は200W(待機時0.4W)。