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ステンレスボディのハイレゾプレーヤー「AK380 SS」。専用アンプ付きで約65万円
2017年2月10日 11:00
アユートは、Astell&Kernのハイレゾポータブルオーディオプレーヤーのフラッグシップモデルとして、ステンレスチール筐体を採用した「AK380 SS」と専用ヘッドフォンアンプ「AK380 AMP SS」のセットモデル「Astell&Kern AK380 Stainless Steel Package」を2月17日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は649,980円(税込)。バンナイズ製の専用ケースも同梱。世界限定200セットの販売となる。
現行の最上位モデル「AK380」(直販499,980円)と、ヘッドフォンアンプ「AK380 AMP」(直販99,981円)のボディに、“サウンド面における優位性を確認している素材”として、ステンレススチールを採用。高い剛性と比重により共振を抑制し、ノイズフロアの減衰により、クリアネスとフォーカス感を向上し、「究極のフラッグシプモデルに新たなる高音質をもたらす」としている。AK380 SSのステンレススチール部分の重量は154g。既存のAK380 Copper(銅)は175g、AK380(ジュラルミン)は55g。AK380 SS本体重量は約340g。
背面プレートにはカーボン繊維とケブラー繊維を併用。カーボングレーとブルーのツートーンカラーが外観のアクセントとなっている。
AK380SSとAK380 AMP SSを接続した状態で収納して操作もできる、バンナイズ製の専用キャリングケースも付属。本体天面を上向きにした状態と、底面を上向きにした状態の両方に対応し、側面の開口部から、音量調整などサイドボタンを操作可能。ベルクロを留める位置により、出し入れしやすい厚さに微調整できる。
素材と付属ケース以外の、プレーヤー/アンプとしての仕様は通常モデルと共通。「AK380 SS」は、256GBのフラッシュメモリを搭載し、最大128GBまでのカードが利用できるmicroSD/SDHC/SDXCカードスロットを装備。DACは、旭化成エレクトロニクス製の32bitプレミアムDACのフラッグシップ「VERITA AK4490」をL/R独立して1基ずつ搭載。グランドもL/R独立させている。
再生対応ファイル形式はWAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、AAC、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。PCMは384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでのネイティブ再生ができる。高精度で、200フェムト秒の超低ジッタを実現するVCXO Clock(電圧制御水晶発振器)も搭載。
USB DAC機能も備えており、PCとUSB接続し、384kHz/32bit、DSD 5.6MHzのデータを再生できる。IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)の無線LAN機能を搭載し、DLNAに対応。スマートフォン/タブレット向けアプリ「AK Connect App」から、AK380を据置き型のネットワークプレーヤーとして制御し、NASやPCに保存した音楽ファイルを再生できる。
Bluetooth 4.0に対応。コーデックはSBCに加えaptX/aptX HDもサポートする。イヤフォン出力はステレオミニのアンバランスで、光デジタル出力も兼用。さらに、2.5mm 4極のバランス出力端子も備える。外形寸法は112.4×79.8×17.9mm(縦×横×厚さ)。4型のディスプレイも備えている。
「AK380 AMP SS」は、AK380の出力を、使用するヘッドフォン/イヤフォンに合わせて強化できるポータブルアンプ。AK380を専用のネジで固定できる一体型デザインを採用し、アンプ側で電源やボリュームのコントロールが可能。アンプの電源ONでブルーのLEDが点灯する。
出力端子はステレオミニのアンバランスと、2.5mm/4極ミニのバランスを装備。接続するヘッドフォンにあわせて出力ゲインのLow/Highを選択できる。最大出力はアンバランス4.1V/rms、バランス 8.1V/rms(Highゲイン設定時)。推奨ヘッドフォンインピーダンスは、最大600Ω。
3,400mAhのバッテリを内蔵し、アンバランス時約9時間、バランス使用時約7時間の再生が行なえる。外形寸法は約128.4×80.7×10.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約163g。