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デノン&マランツAVアンプの音場補正がスマホで可能な「Audyssey MultEQ Editor」

 ディーアンドアムホールディングスは、デノン/マランツのAVアンプの音場補正を設定できるスマートフォン/タブレットアプリ「Audyssey MultEQ Editor」を4月4日に発売する。iOS/Androidに対応し、価格は各2,400円(税込)。

ルーム補正前(左)と補正後(右)

 最新AVアンプのAVR-X6300H(デノン)や、NR1607(マランツ)などには、使用される部屋の音響特性に合わせて最適な音場補正を簡単/正確に行なえる「Audyssey MultEQ」が搭載。新アプリの「Audyssey MultEQ Editor」を使うと、接続したスピーカーと部屋の環境に適したMultEQの設定やターゲットカーブの編集、高域周波数ロールオフ特性、中音域の補正のオン/オフなどの設定がスマートフォンから可能。補正/編集結果を保存できる。

対応AVアンプの「AVR-X6300H」

 同アプリを使うことで、AVアンプ単体では設定できない詳細な調整も行なえ、部屋に起因する音響的な問題に対し、精密なカスタマイズが可能になり、個々のユーザーの好みも反映した理想的なサウンドを実現できるという。インストーラやホームシアターのエキスパートがこのアプリを使うことで、Audyssey MultEQの能力を最大限に引き出せるとしている。

対応製品(4月4日現在)

デノン製AVアンプ AVR-X6300H、AVR-X4300H、AVR-X2300W、AVR-X1300W
マランツ製AVアンプ NR1607

 対応言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、ポーランド語、ロシア語、中国語。スマートフォン/タブレットの言語設定に自動的に連動する。これらの言語以外に設定している場合は英語で表示される。

【設定可能な項目】
・スピーカー検出結果の表示と編集(スピーカータイプ、距離、レベル)
・Audyssey MultEQによるルーム補正前後の周波数特性の比較(チャンネルごと)
・Audyssey MultEQターゲットカーブの編集(チャンネル・ペアごと)
・Audyssey MultEQ適用周波数の設定(チャンネル・ペアごと)
・高域周波数ロールオフ特性の設定(2種類)
・中音域の補正のオン/オフ(明るいサウンド、スムーズなサウンドを切替、チャンネル・ペアごと)
・補正/編集結果の保存と、保存した結果の読み込み

スピーカー検出結果
高域周波数ロールオフ特性の設定
Audyssey MultEQターゲットカーブの編集