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スペック、電解コンデンサ“響一”搭載で進化したデジタルアンプ「RSA-888DT」
2017年4月10日 00:00
スペックは、PWM方式のデジタルプリメインアンプ「RSA-888」をベースとしながら、最新部品を搭載し、サウンドを進化させた「RSA-888DT」を5月中旬に発売する。価格は315,000円。
RSA-888のユーザーには、“DT”への有償バージョンアップキャンペーンも7月頃に期間限定で実施予定。詳細は後日発表するという。
パワーアンプ部にPWM方式スイッチングデバイスを採用したプリメイン。時間軸を正確にコントロールするドライバー段(PWMコントローラー)とスイッチング特性に優れたパワー段の2つのMOS FETを1つに統合したデバイスで、コンパクトながら、基板のパターンやリード線の線長を最小に抑え、音質を高めている。外形寸法は350×375×95mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7kg。
RSA-888DTの特徴は、既発売のパワーアンプ「RPA-W5ST」の電源部に搭載した、新開発のニチコン製電解コンデンサ「響一(ひびきいち)」を新たに採用した事。このコンデンサは、開発段階からスペックのエンジニアが音質評価に参加しており、「RSA-888の特徴である、スピード感ある低域、ハイレゾ音源の透明度の高い中高域表現力を更に進化させ、歯切れ良い、心地よい新次元の“リアル・サウンド”」になったという。
内部配線系もグレードアップ。振動対策とチューンナップも施している。スプルースの単板でカエデ材を挟み込んだハイブリッド構造の木製サイドパネル・インシュレータも使い、内部振動を減衰。外部振動も制御している。
最大出力は100W×2ch(4Ω)。周波数特性は10Hz~30kHz±1dB(6Ω、1W)、高調波歪率は0.02%(1kHz、80%出力時)。入力端子は、XLRバランス×1、アナログRCAアンバランス×3を搭載。スピーカーターミナルは1系統で、ヘッドフォン出力も装備する。