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スペック、新構造サイドパネルで音楽表現力を強化したパワーアンプ
2017年10月5日 17:10
スペックは、PWM方式のステレオパワーアンプ「RPA-W1ST」を30日より発売する。価格は50万円。
PWM方式のクラスDアナログアンプを搭載し、電解コンデンサ「響一」とSiC(シリコンカーバイド)ダイオードを採用したオーディオグレードのスイッチング電源を組み合わせ、正確なスピーカードライブを実現。「繊細明瞭な基本性能に中低域のエネルギー感と量感を実現し、音楽表現力を強化。ウーファの制動をコントロールし、しっかり弾む低域の圧力を再現できる」としている。最大出力は100W×2ch(4Ω)。
新構造のサイドパネルとリアインシュレータを採用。スプルースの単板でカエデ材を挟み込み、2種類の素材によるハイブリッド構造のサイドパネルで振動を抑制。サイドパネルと同じハイブリッド構造のリアインシュレータで、3点支持によって本体の重量を前面部だけでなく底面部にかけてのラインで受ける形とした。
独自の「ピュア・ダイレクトシステム」に対応。パワー段の直前にアナログ電子アッテネーターを備えており、ソース機器からの音楽信号のレベルを絞らずにパワーアンプまで伝送。音量は別売のボリュームコントローラ「H-VC5」(50,000 円)など外部からのコントロール信号で調整し、微小信号の欠落を抑えるとしている。
1台のステレオパワーアンプとして利用できるほか、モノラルモードとBTLモードを切り替えて、2台使用によるバイアンプ接続やBTL接続も可能。
入力端子はXLR×1とRCA×1。スピーカー出力は1系統。周波数特性は10Hz~30kHz±1dB(6Ω、1W)、高調波歪率は0.02%(1kHz、80%出力時)、入力感度は300mVrms、37.3dB(Volume MAX時、6Ω、1kHz)。
アルミ天板とシャーシの内側には、上位モデル「RSA-F11」と同様のEMCコーティングを全面に塗布。内部のノイズ反射や外部からのノイズなどを吸収して透明度の高いオーディオ再生が可能としている。
消費電力は最大出力時150W(無信号時9W)。外形寸法は440×410×110mm(幅×奥行×高さ)、重量は11kg。