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PC/スマホ不要でVRを楽しむ「IDEALENS K2」日本正規版。360度カメラも予定

 クリークアンドリバーの子会社VR Japanは、中国IDEALENS(アイデアレンズ)製のVR対応ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「IDEALENS K2」の日本正規版を4月11日より発売した。主にVRコンテンツを活用する業務向けの販売を想定しており、価格はオープンプライス。想定価格は85,000円前後。

IDEALENS K2

 「IDEALENS K2」は、 スマートフォンやPCとの接続が不要な一体型ヘッドマウントディスプレイ。頭部を前後から緩やかに挟み込む装着方式や、ピント調整不要で起動し、ケーブルが無い手軽さなどが特徴。'16年6月に日本で行なわれた発表会で披露し、東京ゲームショウ2016やInter BEE 2016などのイベントで展示。'16年末よりIDEALENS K2の海外仕様版が、一部の開発者や事業者向けに限定発売されていた。

 今回発売が決まったのはIDEALENS K2の日本正規版で、 3月から先行して長崎県のハウステンボスに導入。日本語の選択が可能になったほか、日本国内でのカスタマーサポート対応も行なっている。また、周辺機器のモーションコントローラや、モーショントラッキング用の位置センサー、360度カメラなどの発売も順次予定している。

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 解像度1,200×1,080ドットの有機ELを2枚使って映像を表示する。視野角は120度。6軸検出センサー(3軸ジャイロ、3軸加速度)、3軸地磁気センサーなどを備えるほか、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0を搭載。ストレージは32GBメモリで、microSDカードスロット(128GBまで対応)も装備する。

 バッテリを内蔵し、約2~6時間の使用が可能(コンテンツによって異なる)。HMD部の外形寸法は129×183×105mm、重量は約295g。