ニュース

Westone、BA8基で高域強化のカスタム「ES80」。外音も聞ける「EAS」も

 テックウインドは、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバを8基搭載した米Westone Laboratoriesの最上位カスタムイヤフォン「ES80」を発表。4月29日より受注開始する。想定価格は198,000円前後(税込)。購入には耳型(インプレッション)の採取が必要。

ES80の作成例

 外の音を聞きとれる“アンビエント型”カスタムイヤフォンの新製品「EASシリーズ」も同日より受注開始。ドライバ数の異なる3機種を用意し、想定価格は69,800〜118,000円前後(税込)。

高域×1/中域×1/低域×1の「EAS30」

 4月29日、30日に開催される「春のヘッドホン祭2017」(中野サンプラザ)のWestoneブースでは、ES80とEASシリーズを含むWestone全製品の試聴が可能。29日にはWestone新製品発表会も開催。また、同日からe☆イヤホン カスタムIEM店でもES80とEASシリーズを試聴できる。

 なお、カスタムイヤフォン「ES60」など既発売のESシリーズ5製品については、現行価格から各2万円の値下げを4月29日受注分から実施。詳細は後述する。

Westone最上位カスタム「ES80」。高域4基で“きらきらディテール”

 BAドライバを片側に8基搭載したカスタムイヤフォン。構成は低域×2、中域×2、高域×4の3ウェイで、「ステージ上のミュージシャンが望むダイナミックな低音を維持しながらも、きらきらとした高音域のディテールを提供」するという。

ES80

 再生周波数帯域は5Hz~22kHz。入力感度は111dB@1mW。インピーダンスは5Ω。ケーブルはMMCX対応の着脱式EPICケーブルで、長さは132cm。入力端子はステレオミニ。

 シェル・フェイスプレートのカラーは62色から選べ、左右のイヤフォンで別のカラーにすることも可能。オプションでユーザー希望のデザインなどを施すこともできる。

外の音も聴ける、アンビエント型「EASシリーズ」

 外の音も聞きとれるアンビエント型イヤフォンは、Westonが'16年にユニバーサルモデル「AM Proシリーズ」を発売済みだが、「EASシリーズ」は同様に外部の環境音を得ながらステージ上のパフォーマンスでも使えるカスタムイヤフォン。いずれもBAユニットを採用している。デフォルトのアンビエントフィルターは「WM16」で、オプションWM10、WM20が選べる。アンビエント機能を使わないこともできる。

 ラインナップと想定価格(税込)は、フルレンジ1基の「EAS10」が69,800円前後、高域×1/低域×1の「EAS20」が99,800円前後、高域×1/中域×1/低域×1の「EAS30」が118,000円前後。EAS20はパッシブのクロスオーバーネットワーク、EAS30は3ウェイのクロスオーバーネットワークを搭載する。

高域×1/低域×1の「EAS20」

 再生周波数帯域と入力感度、インピーダンスは、EAS10が20Hz~16kHz、114dB@1mW、19Ω。EAS20が20Hz~18kHz、119dB@1mW、27Ω。EAS30が20Hz~18kHz、124dB@1mW、56Ω。

 いずれもケーブルはMMCX対応の着脱式EPICケーブルで、長さは132cm。入力端子はステレオミニ。

フルレンジBA1基の「EAS10」

ESシリーズ5製品が各2万円値下げ。49,800円から購入可能に

 カスタムイヤフォン「ES60」などESシリーズ5製品の価格をそれぞれ2万円値下げし、4月29日受注分から適用。テックウインドでは「昨今の市場の動向と為替の状況を考慮」したと説明している。

 値下げ後の価格は、ES60が158,000円(現行価格:178,000円)、ES50が128,000円(同148,000円)、ES30が98,000円(同118,000円)、ES20が79,800円(同99,800円)、ES10が49,800円(同69,800円)。

ES60