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マイクロソフトも音声操作スマートスピーカー参入へ。Windows 10/コルタナベース

 米マイクロソフトは5月10日(現地時間)、開発者会議「BUILD 2017」をワシントン州シアトルで開催した。その1日目基調講演にて、Windows 10をベースにし、音声アシスタント「Cortana(コルタナ)」が使えるスマートスピーカーを公開した。

マイクロソフトのスマートスピーカー。形状はAmazon Echoに似た一般的なものに見える

 このプラットフォームはIntelとHPが共同開発しており、Windowsだけでなく、他のプラットフォーム上のマイクロソフトのサービスと連携して動作する。声でスケジュールを確認したり、アポイントの変更をしたりといったデモが行なわれた。これは、マイクロソフトの「マルチデバイス」「AI」戦略の一環だ。

 コルタナを使ったスマートスピーカーとしては、HarmanKardonがパートナーになって製品化することが公開されており、そこにHPとIntelが加わる格好になる。ただし、製品化の時期や製品の詳細は一切明かされていない。

 現在、多数のメーカーがスマートスピーカーの製品化に向けて進んでいるが、Amazon「Alexa」やGoogleの「Googleアシスタント」を採用したものに加え、マイクロソフトのCortana系のものも出てくることになりそうだ。