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ソニー、電子ペーパー腕時計の進化版「FES Watch U」。スマホでデザイン自作も
2017年6月12日 10:07
ソニーは、電子ペーパー採用腕時計の新モデル「FES Watch U(FES-WA1)」を6月12日より発売する。3種類のカラーを用意し、価格はPremium Black(B)が6万円、Silver(S)とWhite(W)が各46,000円。
ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(SAP)」から生まれ、'15年11月に発売された「FES Watch」に続く電子ペーパー採用腕時計の第2弾モデル。文字盤だけでなくベルト部分にも省電力のモノクロ電子ペーパーを採用し、服装やシーンに合わせて、時計全体の柄を変えて楽しめるのが特徴。側面のボタンを押すとデザインが切り替わる。
新モデルのFES Watch Uは、スマートフォンとの連携にも新たに対応できる。Bluetooth 4.1 LE(Low Energy)接続により、スマホでダウンロードしたデザインを時計に転送することで、より多くのパターンの柄を利用可能。専用アプリ「FES Closet」を使って、様々なクリエイターがFES Watch U向けに制作した「TOKYO MONOCHROME COLLECTION」のデザインを無料でダウンロードして利用できる。
TOKYO MONOCHROME COLLECTIONの参加クリエイターは、6月時点で7名が発表。アートディレクターの井上嗣也、ANREALAGEデザイナーの森永邦彦、書道家の書道家 万美(Calligrapher Mami)、イラストレーターの長場雄、エドツワキ、JULIUSデザイナーの堀川達郎、FULL BKデザイナーのDJ DARUMA。当初は8種類のデザインからスタート。12月までに10名のクリエイターが参加予定で、新たなデザインも順次追加される。
さらに、スマホのカメラで撮影した写真やライブラリ内の画像をFES Watch Uの形に合わせて切り出し、オリジナルのデザインを作ることも可能。スマホ用アプリの対応OSはiOS 9以上とAndroid 5.0以上。独自プロファイルを採用する。
3モデルとも機能は共通だが、Premium Blackモデルは使用する素材を変更して質感を高めているのが特徴。風防の部分に反射加工を施したサファイアガラスを採用し、強度を向上したほか、高い透明度によりデザインを引き立たせるという。ブラックの部分にはチタン加工物をコーティングしたイオンプレーティング処理を行ない、ファッション性と耐傷性の高さを両立させた。Silver/Whiteはミネラルガラスを採用する。
ディスプレイはアクティブマトリクス型フレキシブル電子ペーパー。IPX5/IPX7防水に対応する。ケースの外形寸法は43×12mm(直径×厚さ)、ベルト幅は23.5mm。ケース材質はステンレス鋼のSUS316。ベルト材質は表面がシリコン、裏面がポリウレタンエラストマー。重量は75g。
リチウムイオン電池を内蔵し、連続動作時間は約2週間(通常モード時)。充電クレードルが付属し、充電時間は約2.5時間。精度は平均月差±30秒。