ニュース

ヤマハ、楽器用の小型ヘッドフォンアンプ「SessionCake」。ミキシングやiPhone連携も

 ヤマハは、ギターやベースなど楽器演奏用のヘッドフォンアンプ「SessionCake(セッションケーキ)」を6月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、モノラル入力の「SC-01」(レッド)が7,000円前後、ステレオ入力対応でマイク入力も備えた「SC-02」(ブルー)が9,000円前後。

SC-01
SC-02

 103×103×42mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトなヘッドフォンアンプ。エレキギターなどと接続できるHi-Z対応の標準フォン入力を備え、演奏しながら手持ちのヘッドフォンで音を聴ける。同梱のTRSミニケーブルでSessionCakeを最大8台まで数珠つなぎすることで、セッション用ミキサーとしても使える「新コンセプトの楽器用ヘッドフォンアンプ」としている。単3電池2本で駆動する。

 SC-01はギター/ベース向けのモノラル入力を備えたシンプルモデル。SC-02はステレオの標準フォンに加え、XLRのマイク入力も備え、ギター/ベースだけでなく、キーボードや電子ドラム、ボーカルマイクにも対応する。

SC-01/02の接続例

 複数のSessionCakeをつないだ場合は、それぞれの演奏音が全員に共有され、ヘッドフォンでモニタリングできる。接続はアナログで、「音の遅延や雑音、バグなどが発生しにくく、ストレスなく演奏を楽しめる」としている。

 本体上面に配置されているつまみで、入力する演奏音量や、ヘッドフォンから聴こえる自分の楽器の音量バランス、左右の定位などがコントロール可能。アルカリ電池利用時の連続使用時間は約10時間。電池を除く重量は、SC-01が235g、SC-02が252g。

接続端子(SC-01)
接続端子(SC-02)

 外部機器接続用の端子も備え、手持ちの音楽プレーヤーやスマートフォンなどを接続し、好きな楽曲や動画サービスと一緒に演奏可能。複数のSessionCakeをつなぐと演奏音だけでなく外部音源も共有されるため、曲に合わせてセッションできる。iPhone/iPadを接続して音楽系アプリと連携させることで、アプリで演奏音にエフェクトをかけたり、録音や保存なども可能となる。

SC-01とiPadの接続例
使用例などの説明動画