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TV CM出稿を詳細に分析/活用。エム・データが「タイムCM・スポットCM」を区分したデータ提供

 テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供するエム・データは、現在提供中の「TV-CMメタデータ」に、TV-CMの「タイムCM・スポットCM」を区分したデータの提供を開始した。

タイムCM・スポットCMを区分したデータイメージ

 「タイムCM・スポットCM」は、番組スポンサーのテレビCMである「タイム」、番組内で流れる番組スポンサー以外のCM「スポット(PT/パーティシペーション)」、番組と番組の間で流れるCM「スポット(SB/ステーションブレイク)」の3つに区分。エム・データが生成している「TV-CMメタデータ」と「TV番組メタデータ(提供スポンサーデータ)」を組み合わせて判定することによって高い精度を実現するという。

 この区分を新たに付与することで、従来の「TV-CMメタデータ」で確認できた、自社や競合社などのテレビCM出稿状況の調査/分析の質や幅を深め、マーケティングデータとしての活用性が向上するとしている。

 タイムCM・スポットCMを区分したデータは、2017年7月1日0時以降の関東エリア(在京キー局)のTV-CMメタデータからスタート。今後、中京エリアや、関西エリアへの拡大を計画中としている。

 また、エム・データが提供しているクラウド型TVビッグデータ分析サービス「TV Rank」へも「タイム・スポット分析サービス(仮称)」として実装する予定。

 そのほかにも、テレビCM放送から平均15分程度で生成される「TV-CM速報データ」や、関西エリア(在阪局)のテレビ番組メタデータの取得情報量や詳細度の向上など、従来データの拡充や新データサービスの開発、データ生成対応エリアの拡大など、サービスの高度化も進めているという。

 さらに、AI(人工知能)技術などを活用し、様々なメディアの素材(映像/音声情報やアーカイブ素材など)のメタデータの対応、リッチ化、リアルタイム化、データクレンジング、辞書/マスタ整備など、メタデータの対応範囲の拡大を図る。