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パナソニック、ビックカメラ、MSらが業界の垣根を越えたIoTアライアンス設立
2017年7月25日 16:20
日本マイクロソフト、パナソニックグループ、ビックカメラ、東京急行電鉄、三菱地所グループなどは、「ジャパンクオリティの全く新しいIoTの世界を創造する」ことを目指し、業界の垣根を越えた企業連合として「コネクティッドホーム アライアンス」を設立する。現段階での参画予定企業は約30社で、9月の設立総会までにはさらに多くの参画を見込んでいるという。
日本でのIoTは、工場の効率化などの産業界で進んでいるが、生活シーンでは各企業が個別に製品を開発しているため、連鎖的なIoTサービスが実現できていないという課題がある。
アライアンスは、そうした現状を打破するために設立された。「モノ同士をつなぐ技術の連携もさることながら、モノ同士のつながりの中で、新しい“サービス”を生み出す」としている。
ホテルやオフィスなど、さまざまな場面で人びとの暮らしを豊かにする、日本品質の革新的な「暮らしのIoT」を実現し、「世界に誇る新たな社会インフラの創造を目指す」とし、アライアンスでは2020年に向け、「業界の垣根を越え、各社のデバイスが相互につながる便利な世の中を目指す」と掲げている。
参画予定企業一覧
実現に向け、参画企業による業界横断の研究会を今年の10月から開催。研究会では、宅配、高齢者ケア、災害時対応など、さまざまなテーマで「暮らしのIoT」を研究し、必要に応じて実証実験も実施する。
アライアンスの活動をより効果的にするため、特別顧問として、IoTの権威である東京大学生産技術研究所教授の野城智也氏、ロボットデザイナーで、フラワー・ロボティクスの代表でもある松井龍哉氏も参画する
研究会テーマ案は、宅配の再配達における課題解決の研究や、高齢者ケア・介護、災害時対応、ペットの見守りなど。
【参画予定企業一覧/7月25日現在/五十音順)
- すてきナイスグループ
- 東急不動産ホールディングス
- 東急ホテルズ
- フキ
- 三井不動産グループ
- 三菱地所グループ
- 美和ロック
- LIXIL
【電機/IT関連】 - 加賀電子
- 日本アイ・ビー・エム
- 日本ヒューレット・パッカード
- 日本マイクロソフト
- パナソニックグループ(代表:パナソニックシステムソリューションズジャパン)
- 日立製作所
- 富士通
- ネットワンシステムズ
【生活サービスその他】 - イッツ・コミュニケーションズ
- 伊藤忠商事
- ぐるなび
- Connected Design
- ジュピターテレコム
- 住友商事
- DCMホールディングス
- 東京急行電鉄
- 日立キャピタル
- ビックカメラ
- 丸紅
- 三菱商事
- 三菱東京UFJ銀行
- 三菱UFJニコス
【住宅/不動産/ホテル関連】