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DJIの小型ドローンSparkが、ジェスチャー録画に対応。180度パノラマ撮影も

 DJI JAPANは3日、小型ドローン「SPARK」(本体のみ65,800円:税込)のファームウェアをアップデート。ドローンに向かってジェスチャーする事で、動画撮影の開始/停止を操作する機能などが追加された。

小型ドローン・SPARK

 これまでも、ジェスチャーで手をかざしてドローンを移動させたり、静止画の“自撮り”を撮影してもらう事はできたが、新たに動画撮影の開始/停止も制御可能になる。具体的には、Sparkの正面から2m以内の範囲で、片腕を地面と平行の状態から、約45度の角度になるまで上げると、Sparkがそれを認識。フロントLEDが赤色にゆっくりと点滅し、やがて素早く点滅すると、カメラの録画準備が整った状態を意味する。録画を停止する場合は、再度、腕を約45度の角度まで上げる。

腕を約45度の角度まで上げると録画スタート/ストップ

 QuickShot機能における飛行設定も強化。Circleモードと、Helixモードにおいて、飛行方向が選択できるようになった。Dronieモードではより柔軟な高度設定が、Rocketモードではカメラピッチ改良により、滑らかな撮影が可能になったという。

 パノラマ写真撮影機能も強化。これまでに搭載していた垂直・水平方向のPano(パノラマ)モードに加え、21枚の写真をつなぎ合わせて、180度パノラマ写真を作成するモードも追加した。

 ActiveTrackとジェスチャーモードにおける写真解像度も強化し、1,200万画素の解像度で、静止画のサイズは3,968×2,976ドットで撮影できる。

 さらに、送信機の入力感度の改善、機体と送信機間の接続性の向上、インテリジェントバッテリーシステムのフライトログの改良など、Sparkの総合的な性能も、新ファームで強化されている。送信機を使っている場合は、そのファームウェアも最新にする事や、Android/iOS用アプリ「DJI GO 4」も最新版にアップデートするよう呼びかけている。