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DJI最小の空撮ドローン「Spark」。ジェスチャーで手のひら着陸、65,800円
2017年5月25日 01:44
DJIは25日、新たな小型ドローン「Spark」を発表した。既発売の折りたたみ式ドローン「Mavic Pro」よりも小型なのが特徴で、飛行時の重量は300g。直販サイトでは65,800円(税込)で予約を受け付けており、発送開始予定は6月15日。ただし、本体のみの価格で、飛行距離を伸ばす送信機は含まれていない。送信機単体の価格は18,800円(税込)。
外形寸法143×143×55mm(縦×横×厚さ)で、飛行時の重量は300g。なお、Mavic Proの折りたたんだ状態でのサイズは83×198×83mmで、重量(バッテリやプロペラ含む/ジンバルカバー含まない)734g。
Sparkの飛行時間は無風状態で16分、ホバリング時間は15分(Mavic Proは飛行時間約27分)。運用限界高度は海抜4,000m。スポーツモード時の最高速度は時速50km。
小型だが、GPS/GLONASS、Vision Positioningシステムなど、安定した飛行をするためにMavic Proが搭載しているIntelligent Flight Modesは全てサポート。さらに「QuickShot」などの新機能と高度なジェスチャーコントロール機能も搭載した。
ジェスチャーコントロールの「PalmControl」により、より手軽に飛ばせるようになった。手のひらからの離陸、手をかざして右に飛行させたり、左に飛行させたり、ユーザーの後についてこさせるといった、直感的なジェスチャーでのコントロールが可能。カメラのフレームを指で再現するジェスチャーで、自撮りをするといったMavic Proの機能も搭載。さらに、両手を上げて振ると、ユーザーの目の前に戻ってきて、手のひらに着陸もできる。
「ActiveTrack」モードで、指定した被写体をトレースしながら撮影したり、被写体と並走しながら撮影する「プロフィール」機能も備えている。
「QuickShot」はタップひとつで自動的に飛行し、映画のようなカメラの動きで撮影できるというもので、カメラを下向きに、機体は真上に上昇しながら撮影する「ロケット」、カメラで被写体を捉えたまま、機体が斜め上に上昇する「Dronie」、被写体を中心に、周囲を旋回しながら撮影する「サークル」、被写体を中心に、周囲を旋回しながら上昇して撮影する「螺旋」が利用可能。
カメラのジンバルは2軸(Mavic Proは3軸)。1/2.3形のCMOSセンサーを搭載し、有効1,200万画素。焦点距離は35mm版換算で25mm。動画は1080/30pまでの撮影が可能で、4K撮影ができるMavic Proよりはスペックダウンしている。最大ビデオビットレートは24Mbpsで、フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264のMP4。JPEG静止画撮影もできる。記録メディアはmicroSD。映像のブレやローリングシャッター現象を大幅に軽減するという「UltraSmooth」機能も備えた。
ジンバルと進行方向を自動で調整し、横方向または縦方向のパノラマ撮影をする「Pano」、背景をぼかしつつ、被写体を際立たせた写真を撮影する「ShallowFocus」機能も追加された。
スマートフォンのアプリ「DJI GO 4」から制御し、スマートフォンとWi-Fiで連携して飛行が可能。2.4GHz/5.8GHzに対応し、Wi-Fi飛行時は距離100m、高さ50mの範囲で飛行できる。より長距離の飛行をする場合は、別売の送信機を用意。送信機とスマホを接続し、最大2kmまでの飛行が可能。送信機はディスプレイを備えておらず、Mavic Pro用リモコンよりコンパクトになっている。