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オンキヨー、車内で音声認識し、車載ディスプレイと連携するSDL対応スマートスピーカー開発へ
2017年8月16日 08:30
オンキヨーは、スマートフォンと車載ディスプレイの連携プラットフォーム「スマートデバイスリンク」(SDL)に対応したスマートスピーカーを開発していくと発表。SDLを管理する非営利団体のスマートデバイスリンクコンソーシアムに加盟した。
SDLとは、スマートフォンを直接操作せず、車載のディスプレイからスマホアプリを制御できるようにするオープンソースプラットフォーム。コンソーシアムはトヨタ自動車と米フォード・モーターが中心となって立ち上げ、自動車メーカー、車載機器メーカー、ソフトウェア・アプリケーション開発企業など各社が加盟している。
オンキヨーはコンソーシアムに加盟する事で、スマートスピーカーのSDL対応を進めると共に、「音に関する技術に基づく製品づくりをクルマ業界に対しても積極的に取り組む。これまで培ってきた音に関する技術を、スマートデバイスとクルマがつながる環境においても活用し、いい音のある、楽しく安全なモビリティライフの実現に貢献していく」と説明。
具体的には、車内では騒音、振動、そして閉ざされた空間で反響音が多くなるなどの悪条件により、音声認識が困難になる。そこで、家庭用スマートスピーカーやハイレゾスマートフォンの開発で培ったノウハウを活用した、車載用AI対応スマートスピーカーを開発するという。
音楽や騒音の中でもドライバーの音声を認識できるこのスピーカーは、SDL対応の車と連携し、情報の音声読み上げを行なったり、データのやり取りを車載ディスプレイに表示。LTE通信にも対応し、屋外でもインターネットと接続できるほか、スマートフォンとも連携し、着信メールの通知や読み上げが可能、といったコンセプトを紹介している。