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Soundfort、主要パーツをアップグレードした小型デジタルアンプ「AS-100+」

 MJTSは、Soundfortブランドの小型デジタルアンプ「AS-100+」を8月25日に発売する。価格は22,800円(税込)だが、直販価格は16,800円(税込)。

Soundfortブランドの小型デジタルアンプ「AS-100+」

 最大出力18W×2ch(6Ω)のデジタルアンプ。対応するスピーカーのインピーダンスは4~8Ω。インシュレータを含めた外形寸法は94×121×52mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトになっている。重量は約416g。

 AS-100(2016モデル)の後継機で、新設計の基板・回路をさらに発展させ、音質に大きく影響する主要パーツをアップグレードする事で、大幅な音質向上を実現したとする。

 デジタルアンプICには、STマイクロ製「TDA7941HV」を引き続き搭載。アンプ出力段のローパスフィルタ回路には、周波数・温度特性に優れたPPSフィルムコンデンサを、コイル(インダクタ)には、新たにサガミエレク製のデジタルアンプ専用コイルを使っている。

内部

 これにより、「中高音域の粒立ちが向上し、特にヴォーカルや楽器などが一段とクリアで立体的になり、音楽表現のリアリティがより一層高まった」という。

 電源部には、入力部にACアダプタのスイッチングノイズを遮断する、入出力双方向のノイズフィルタおよび保護回路を搭載。電源部のコンデンサを大容量化したことで、低音域の力強さや量感に余裕ができ、「前モデルを超えるダイナミックなサウンドを実現した」とする。

 入力端子はアナログRCA×1系統。入力信号を基板パターンをバイパスしてダイレクトに前面ボリューム部近くのプリアンプ部に入力する配線など、音質と生産性を向上させる工夫も採用している。

 電源スイッチは、メカニカル方式から電子式スイッチに変更。上位機種のUSB DAC「DS-200」に採用したものと同じ、軽いタッチでON/OFFできるアルミ削り出しボタンを採用し、操作性と高級感が向上したという。スロースタート回路も備え、電源投入時のポップノイズも大幅に低減した。

 電源ランプの色は、従来のブルーからアンバー(オレンジ)に変更。口径も小径化し、視認性を確保しつつ、部屋の中で目立ち過ぎないよう配慮した。

背面