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Windows Mixed Reality対応「Dell Visor」が海外発表。349.99ドル

 米Dellは現地時間の28日、Microsoft が提唱するWindows Mixed Realityに対応したヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Dell Visor」を発表した。米国市場向けに直販サイトなどで発売し、価格はHMD単体で349.99ドル。今後数カ月以内に発売が開始される予定。コントローラーは99.99ドル、HMDとコントローラーのセットは449.99ドル。

Windows Mixed Realityに対応したヘッドマウントディスプレイ「Dell Visor」

 Windows Mixed Realityは、現実世界の風景に、3D映像などを重ねて表示し、複合現実(Mixed Reality)を実現する技術。「Dell Visor」は頭部や顔に当たる部分に、フィット感に優れたクッションを装備。快適で、優れた重量バランスが特徴という。カラーは清潔感のあるホワイト。ケーブルのとりまわしにもこだわり、HMDの背後にケーブルを配線することで、より自由な動きが可能という。また、ディスプレイ部分は上にフリップアップできる。

 装着者の動きを検知するインサイドアウトトラッキングカメラなど、マイクロソフトのHoloLensで使用されているのと同じ技術を活用。外部センサーを使わずに、周囲をスキャンできる。

 コントローラーは、3次元空間での動きを検知するもので、トラッキング技術やHDMのセンサーを用いる事で、コントローラーの動きを正確にトラッキングできるという。タッチパッドや各種ボタンも装備する。

 現地時間の9月1日から、ドイツのベルリンで開催される「IFA」に出展するほか、1日のマイクロソフトによる基調講演にも登場するという。