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オンキヨーからスマートスピーカー3種。Alexa+DTS Play-Fi対応機と、Google Assistant機

 オンキヨーグループは、Amazonのクラウド音声サービス「Alexa」と、DTS Play-Fi機能を搭載したAI対応スマートスピーカー「P3」(VC-PX30)を、オンキヨーブランドから英国とドイツで、Eliteブランドから「F4」(VA-FW40)を米国で、それぞれ10月下旬に発売する。

オンキヨーブランドから英国、ドイツで発売するAI対応スマートスピーカー「P3」(VC-PX30)

 また、Google AssistantとChromecastを搭載したAI対応スマートスピーカー「G3」(VC-GX30)も、10月から欧米で発売する。

AlexaとDTS Play-Fiに対応した「P3」と「F4」

 どちらのモデルもAlexaに対応し、音声でのさまざまな操作が可能。質問への応答、ニュースの配信、最新の天気予報や交通情報、オーディオブックの読み上げ、リマインダーなどカレンダー設定、ピザのオーダーや、「Uber」での配車依頼などを、スピーカーを介してAlexaに指示できる。ただし、対応サービスは使用地域のサービス提供状況に準拠する。

 Alexaに対応した各社のスマートホーム製品に関連したアプリをサポート。スピーカーに呼びかけることで、照明装置やサーモスタットなどを操作できる。

Eliteブランドから、米国で発売する「F4」(VA-FW40)

 スマートフォンやタブレット向けのアプリ「Onkyo Music Control/Pioneer Music Control」を使い、DTS Play-Fi機能を利用できる。DTS Play-Fiは、Spotify、TIDAL、Deezer、TuneIn、Amazon Musicなどのサービスや、メディアサーバー、モバイル機器から、家庭内にある対応オーディオ機器へ音楽を再生するもの。オンキヨーのスマートスピーカーから再生するだけでなく、オンキヨー、パイオニア、Integraブランドをはじめとした、DTS Play-Fi対応機器から音楽を再生できる。

 スマートスピーカー自体の音質にもこだわっており、2.5インチのフルレンジウーファ、デュアルパッシブラジエータを搭載。広がりのある音質が楽しめるほか、DSPスイッチングアンプにより、コンパクトながらエネルギッシュなサウンドを実現しているという。

Google Assistant搭載オンキヨー「G3」

 音声認識を使い、質問への応答、 天気予報や交通情報などの入手、 レシピの読み上げ、リマインダーなどカレンダー設定、 オンラインショッピングなどが可能なスピーカー。

 スマートホームのアプリも利用でき、Google Assistantに対応する空調機器や照明機器を音声で制御できる。

Google Assistant搭載「G3」

 Chromecast機能も備え、Google Play Music、TuneInなどのサービスから、複数の部屋に置いたオンキヨー、パイオニアブランドのワイヤレススピーカー、サウンドバー、AVアンプ、ハイファイシステムなどのChromecast搭載の製品へ、ストリーミング再生が可能。ボリュームコントロールや曲の選択などの操作は、「Ok Google」と呼びかけてリクエストできる。アプリや音声認識の初期設定には、Google Homeアプリを活用する。

 外形寸法は120×128×165mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトながら、新開発の高音質技術を採用することで、「大型スピーカーのような豊かな高音質再生を実現した」という。振動解析を元に、筐体が生み出す響きもコントロール。 筐体剛性を追及し、ユニットからのパフォーマンスを低下させる定在波や振動などの干渉を排除した。

 従来ユニットの1.5倍の振幅量と、力強い駆動力のマグネットを持つ新設計のカスタムウーファを強固なフレームで固定。豊かな中低音を再生するほか、バランスドーム型ツィータと組み合わせることで、「迫力の低域からクリアな高域まで兼ね備えた、バランスのとれたダイナミックなサウンドを作り出す」という。

 アンプ部には高効率なスイッチングアンプを採用。ユニット解析技術を元にした、重低音、 及び中高音専用の独自信号処理技術も投入している。