ひかりTVがAtmos作品を配信開始。国内サービス初Dolby Vison/Atmos両対応も

　NTTぷららが運営する映像配信サービス「ひかりTV」は、ドルビーの立体音響技術Dolby Atmosに対応したテレビ向けVOD作品を9月14日より配信開始する。LGの有機ELテレビ「W7P」、「E7P」、「C7P」が対応する。

Dolby Atmos

　Dolby Atmosは、頭上を含め部屋のあらゆる位置に特定の音を定位または移動させることで多次元サウンドを表現できる音響技術。視聴者は部屋のどこにいても立体的なサウンドを体感できるのが特徴。

　ひかりTVは、ドルビーのHDR映像技術であるDolby Vision対応の映画作品などを含め、10本程度のDolby Atmos対応VOD作品を順次配信予定。Dolby Vison/Atmos両対応の作品を提供するのは、国内映像配信事業者で初となる。

　ドルビージャパンの大沢幸弘社長は、「市場でドルビーアトモス対応ホームシアターシステムやドルビービジョン対応テレビが普及してきた今、新たに『ひかりTV』で提供開始が決定したことは、コンテンツが本来持つクオリティを余すことなく、驚異的なエンターテインメント体験を提供する上で大きな前進」とコメントしている。

　なお、既報の通りNetflixはDolby Vison/Atmos対応作品を配信しているほか、U-NEXTがAndroidスマートフォン/タブレット向けにDolby Atmos対応作品を5月より配信開始した。また、ビデオマーケットはAndroid TV/Fire TV/Fire TV Stick/Chromecast向けに9月19日からDolby Atmosコンテンツを配信予定。