ニュース

キヤノン、スポーツを好きな視点で楽しめる複数カメラ連携の映像生成システム

 キヤノンは21日、同社のイメージング技術を用いた映像ソリューションとして「自由視点映像生成システム」を開発中と発表した。スポーツイベントなどでの活用を想定し、“試合中のフィールドに入り込む”ような映像体験を可能にするという。幕張メッセで11月15〜17日まで開催される「Inter BEE 2017」で映像事例を紹介する。

自由視点映像生成システムのイメージ

 同社が開発中の自由視点映像生成システムでは、スタジアム内を取り囲むように設置した複数の高解像度カメラで撮影した映像から、画像処理技術を用いて3D空間データを構築。その中で仮想カメラを自由に動かして様々な視点から好みの角度で見られる自由視点映像を生成する。

 スタジアム内を自由に飛び回ったり、試合中のフィールドに入り込んで選手と同じ場所を疑似体感できるなど、競技観戦の新しい楽しみ方を広げるだけでなく、チームや選手の強化への活用も想定している。

映像事例:Jリーグ公式戦(2016年11月3日:川崎フロンターレ対ガンバ大阪 神奈川県・等々力陸上競技場)