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Nothing、Web通話や聴いてる曲を録音できる完全ワイヤレス「Ear (3a)」。NC&低音も強化

Ear (3a) ホワイト(左奥)、ブラック(右奥)、イエロー(左手前)、ピンク(右手前)

Nothingは、完全ワイヤレスイヤフォンの新製品として「Ear (3a)」を7月7日より発売した。価格は15,800円。カラーはブラック、ホワイト、イエローに加え、新色のピンクを含めた全4色。

Nothingで製品名に(a)が付く製品はミドル帯に位置付けられているモデル。今回のEar (3a)は「Nothingの大ヒットモデルになった」という「Ear (a)」を強化した製品となっている。

外観は、ケースが従来よりも丸みを意識したデザインを採用しており、バッテリー残量などが確認できるインジケーターも搭載された。カラーにはPhone(4a)などで採用されたピンクを追加。これまでのピンクと異なり、マゼンタ寄りの濃いめカラーリングにしたことで、男女問わず使いやすい色になったとしている。

左が「Ear (a)」、右がEar (3a)。ケース内部のカラーが付いたパーツが丸みを増している。同じイエローでもトーンが明るめに
ピンクはマゼンタ寄りに調整

ドライバー径を従来の11mm径から12mm径に大型化し、全帯域の音圧を向上しつつ、音質も刷新。従来機は解像感へのこだわりから高域再生に注力したことで「トゲトゲとしてレゾリューションの高い音質で、苦手に感じる人も居た」とし、そういった音質部分を研究して改善。特に低域再生が大幅に改善したとしている。

全体域で出力が向上したが、とくに低域〜中低域の上がり幅が大きい

音質面では、簡単に扱えるプリセットEQを用意するほか、8バンドで調整可能なカスタムEQ、DJなどプロが設定するプリセットEQもアプリ内で提供。ユーザーが作ったカスタムEQを共有できるようなサービスもアプリ内に展開予定とのこと。

ノイズキャンセリング(NC)も強化。低域と中低域におけるノイズキャンセリング能力が強化され、「最大48dBの騒音低減」という数字は変わらないが、飛行機の音や電車の走行音、周囲の話し声といった音域は、従来よりも強力にカットされるようなったとのこと。

NCの強化に合わせて、外音取り込み機能も強化。従来よりもより自然な音で聞こえるようになったとしている。

Bluetooth 6.0準拠となり、接続性も強化。ワイヤレスでもハイレゾ相当の再生が可能なLDACコーデックにも対応している。コーデックの接続設定はアプリから行なえる。

通話用のアルゴリズム「クリアボイステクノロジー」も強化。3つのマイクで周囲の雑音を取り込んで解析し、クリアな声を相手に届ける。今回、2,800万以上の雑音シナリオを学習したとのこと。

完全ワイヤレスイヤフォンに限らず、Nothingとして「AI機能をいかに自然に使ってもらうか」を課題として掲げているとし、Ear (3a)には、イヤフォンのセンサー部をつまむだけで録音できるサウンドキャプチャー機能を搭載。

スマホアプリ「Nothing X」と連携する機能で、Bluetooth接続による音楽再生(最大60秒)や、自分の発言も含めたオンライン会議の録音(最大2時間)が可能。Bluetoothサウンドのキャプチャ機能となるため、オフラインで対面での会話を録音する、といったことはできない。

一度Ear (3a)本体に記録されたのちに、スマホへ転送という形で収録される。収録した音声はNothing Xで管理できるほか、音声書き起こしにも対応する。書き起こしはスマホ内のローカルで行なう標準と、クラウドベースで行なうProを用意し、Proは有料での提供とのこと。Ear (3a)購入者には3カ月間の無料使用権が付与される予定で、その後の価格などは後日案内されるとのこと。

連続再生時間はイヤフォン単体で最大10時間。充電ケース併用では最大42時間再生できる。重量はイヤフォンが4.53g、充電ケースが40.92g。

音を聴いてみる

実際に音を聴いてみる。結論を先に述べると、中低域にかなり厚みを持たせた音で、「Reol/オオエドランヴ feat.nqrse -十年物 Edition-」など、EDM調の楽曲がしっくりくる。

一方で、デフォルトで設定されている「バランス」のイコライザーが中低域をちょっと強調し過ぎていて、男性ボーカルは良いのだが、この曲のメインである女性ボーカルが埋もれがちに。高域部分が押さえつけられてる感じになるので、カスタムや詳細設定でイコライザーの全体域を±0にすると、少しボーカルが聴きやすくなる。

アプリから確認すると、Phone (4a)とは、デフォルトでAACでの接続になっていた。これをLDAC接続に切り替えると、ボーカルの帯域がスッキリとして、ベールが1枚剥がれるような変化はある。

だが、強調されている中低域にはあまり変化が無いので、AAC接続でも全体のバランスが良いようにも感じる。音にこだわりたいときにLDAC接続に変更して、イコライザーで詰めていくことでベストな音が見つけるのが良さそうだ。