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テレビCMの放送局へのオンライン搬入が10月開始。ソニーPCLとアドストリーム協力

 アドストリームジャパンとソニーピーシーエル(ソニーPCL)は、10月より始まる「テレビCMオンライン運用」に合わせて、CM素材の搬入と管理/運用において協力を進めていくことで合意したと発表した。

 民間放送局で放映するテレビCM素材の放送局への搬入は、現在はビデオテープやファイルメディアなどの物理メディアが使われているが、10月からはネットワークを介したCM素材ファイルの搬入による運用が導入される。

 英国ロンドンに本社を置くアドストリームは、全世界30カ国に42の事業所があり、116カ国へCMファイルを送稿している。日本における各種ガイドラインやワークフローに準拠したCMオンライン運用サービスを、アドストリームジャパンが行なう。

 ソニーピーシーエルは、編集やMAなどのポストプロダクション、変換/エンコード/品質検査などのメディアプロセシングの経験を活かし、XDCAMコピーをはじめ、アドストリームジャパンが提供するCMオンライン運用サービスに必要な映像制作技術サポートを担う。

 これにより、10月から開始されるテレビCMのオンライン運用だけでなく、完全移行までのオンラインと物理メディアの併用運用など、ニーズに応じたトータルソリューションを提供するという。