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オーロラサウンド、ハイエンドフォノイコ「VIDA Supreme」

 オーロラサウンドは、ハイエンドフォノイコライザ「VIDA Supreme(ヴィーダ スプリーム)」を11月初旬より発売する。価格は90万円。10月8日、9日に東京で開催される真空管オーディオフェアと、11月11日、12日の大阪オーディオセッションで展示する。

VIDA Supreme

 VIDAで培った経験をもとに「さらなるハイエンドを目指した」というLCR型フォノイコライザ。大型MUTEスイッチ、ゲインHigh切り替え、ステレオ・モノラル切り替え、サブソニックフィルタ、カートリッジのガウス機能など、「現代のアナログ再生に求められる各種機能を備えている」とする。

 完全L/Rモノブロック独立構成でL/Rの干渉をなくし、チャンネルセパレーションを改善。各種カートリッジに対応するプラグイン式入力モジュールを準備し、オールディスクリートTr+FETによるハイゲイン、超低歪、超低ノイズ、高ドライブ力の増幅回路モジュールを開発した。

 VIDAと同じ、オーロラサウンド特別カスタムのルンダール製RIAAフィルターコイルを採用。高品質の国産のオーディオ専用抵抗と電解コンデンサを使用し、フィルムコンデンサはドイツWIMA製ポリプロピレンコンデンサ。すべての信号接点には高信頼性リレーを採用し、長期間にわたって安定した信号経路を確保するという。

 シャーシはオールソリッドアルミニウム。入力はMM(ゲイン40dB)、MC(ゲイン62.5dB)で、プラグインモジュールにより各種カートリッジに対応できる。モジュールは2万円~12万円。

背面

 出力はXLRバランスと、RCAアンバランスのアナログ音声出力。XLR端子はノイトリック製、RCA端子は削り出しロジウムメッキを採用する。出力インピーダンスはXLR、RCAともに47Ω。カーボン配合鋳フットインシュレータも搭載。別電源ユニットによりローノイズ化を図っている。

 外形寸法は420×350×106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は9.2kg。電源ユニットは270×154×85mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kg。