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日本音響、円柱を24本に増やして音響効果向上させたAGS旗艦モデル「ANKH-VII STX15」

設置イメージ

日本音響エンジニアリングは、音響改善効果を持つAGSシリーズの旗艦モデル「ANKH-VII STX15」を5月21日に発売する。価格は550,000円。

ANKH-VII STX15

AGSは、Acoustic(音響)・Grove(森)・Systemの略。アンプやスピーカーなどのオーディオ機器が音を室内に再生するのに対し、AGSは「音が室内に放たれた後に機能するオーディオ機器」としており、天然木の集成材の柱を複数配列している。

オーディオルームのような閉鎖空間では、サウンドのバランスを阻害する定在波が発生する。特に低音域に顕著に現れ、たとえば、ベースの特定の音が大きく聞こえ、別の音がほとんど聞こえなくなることもあるという。この悪影響を緩和し、低音域をバランスよくクリアに聞こえるように設計したとのこと。

中高域では、緻密な響きを実現する。リスナーはスピーカーから届く直接的な音と、それが壁や天井に当たって反射してくる音を同時に聞いている。直接音を明瞭に聴くために、強い反射音を抑制することは大事だが、「反射音を排除し過ぎると日常空間からかけ離れた極めて居心地の悪い不自然な環境になる」という。

そこでAGSは、強い反射音とは違う直接音を微細に拡散させることで、反射音の群れが「中高域の微細で緻密な響き」をもたらすという。「直接音と分散された反射音の絶妙なバランスが、森の中にいるかのような理想的な音響空間と言える」とのこと。

コンピューターによるシミュレーション解析の結果。上図では強い反射音が発生しているが、下図ではAGSを設置することにより反射音が拡散されている

旗艦モデルのANKH-VII STX15は、従来製品から奥行を7cm拡大し、円柱も最多の24本とした。これにより、音響効果が向上。低域の伸び、音の拡がり、立体感や臨場感がさらにパワーアップした。外形寸法は60×30×150cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約37kg。