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JBL、楽曲のギターやボーカルを消して、ギター演奏できるBluetoothスピーカー
2026年5月12日 19:28
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドより、AIによるボーカルおよび楽器のステム分離機能を搭載した楽器用ポータブルアンプ内蔵Bluetoothスピーカー「JBL BandBox Solo/Trio」をクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて5月13日10時より先行販売開始する。通常販売価格はSoloが35,200円前後、Trioが84,700円前後。クラウドファンディングでは、早割として各18% OFFのプランを台数限定で用意するほか、各18% OFFの学割プランも展開する。
クラウドに依存することなく、スピーカー本体でAI処理が行なえるEDGE AIを内蔵し、ボーカルや楽器の音をステム分離できることが最大の特徴。ステム分離は、ボーカル、ギター、リズムパートなど、楽曲を大まかな括りに分けて、それぞれのステムのボリュームを調整したり、ミュートしたりすることができる。
これまで楽器やボーカルを練習する場合は、それぞれの楽器、ボーカルのみといった専用の音源を用意したり、DAWに搭載されたステム分離機能などを利用する必要があった。今回のBandBox Solo/Trioでは、Bluetooth接続して再生した楽曲をワンボタンにリアルタイム解析し、ステム毎のボリュームを調整や、ミュートすることで“マイナスワン音源”として活用できる。
6.3mmフォーン端子を備え、エレキギターを接続して利用できるギターアンプ機能も搭載。23種類のアンプシミュレーターと21種類のエフェクトを用意するほか、メトロノームなどの練習用ツールも搭載し、日常の練習や自宅での演奏にも活用できる。
Soloは小型ながら、55mm径ドライバー×1基とパッシブラジエーターを前後に配置し、出力18Wを実現。
Trioは165mm径ウーファー×1基、25mm径シルクドームツイーター×2基を備え、135Wの高い出力性能を装備。また、XLR/6.5mmフォーンコンボジャック×2と3.5mmステレオミニ入力も備えており、4chミキサーを内蔵。バンド演奏や、セッションなど、複数人での演奏や、カフェライブ、路上ライブをこなすこともできる。
Solo/Trioともにマイクを接続してカラオケ風にボーカル練習することもできる。
アプリ「JBL ONE」と連携することで、設定の管理や、Soloの場合は本体で行なえる設定よりも細かい数値の調整が可能。アンプシミュレーターやエフェクトなどの連携も、エレキギター奏者であれば馴染みのあるアイコンを使用したUI設計で直感的に行なえる。このアプリUIが評価され、「iF デザインアワード 2026」では、最優秀賞のiF ゴールドアワードを受賞している。
出力端子としてUSB-Cを備え、本体のシミュレーターやエフェクトの入った音をそのままPC側で収録することもできる。そのほか3.5mmヘッドフォン出力も装備。Trioは6.3mmフォーンパススルー出力も備え、PartyBoxなどに接続してさらに大出力で演奏できるため、「この組み合わせでちょっとした屋外ライブがこなせる」という。
Bluetoothのバージョンはともに5.4。コーデックはSBC、AACをサポートする。外形寸法/重量はSoloが150×55×87mm(幅×奥行き×高さ)/0.53kg、Trioが344×228×265mm(同)/6.65kg。Trioは電源コードが付属する。
イケシブ(IKEBE SHIBUYA)でプレスイベント。関口シンゴが魅力をアピール
クラウドファンディングの開始に先駆け、渋谷・イケシブ(IKEBE SHIBUYA)にて、プレス向けのイベントが行なわれ、ギタリスト・コンポーザー・プロデューサーの関口シンゴ氏と、池部楽器店 ワールドペダルパークの小林良氏が登壇。BandBoxの魅力を語った。
両氏とも、すでにBandBoxを活用しているという。関口氏は「さっきの登壇時に流れたインストの収録にも使いました」とコメント。さらに、近年のライブシーンにおいて、シンセサイザーや打ち込みの音が流れた状態でのバンド演奏が主流になっていることを挙げ、その“同期”の練習に向いていると語った。
ステム分離は、今はどのDAWソフトにも必須な機能として搭載されている。関口氏は、DAWソフトに浸透するよりも早いタイミングでオンライン上でのAIステム分離サービスを見つけて使っていたそうだ。しかしステム分離をDAWで使うには、音源データが必要になる。
一方BandBoxは、スマホとBluetooth接続して、サブスクアプリから再生した曲でもステム分離が可能な手軽さが魅力。そして、その分離の精度もDAWソフトに搭載されているものと遜色ないのがポイントと話す。
小林氏も、ギター奏者視点でアンプ部も含めて仕事で使えるクオリティに仕上がっている点を言及。シミュレーターは想像を超えるくらい違和感のないサウンドに仕上がっており、プリセット名もギター奏者にとって分かりやすい名称で、これから楽器を始めたいという人がエフェクターやシミュレーターの勉強に使うこともできる、と述べた。
アンプとしての性能面では、関口氏はSoloのサイズから出る安定した低域再生を評価。音量がしっかりと出る点についても触れて、「好みの音が出ている」と話した。
小林氏もSoloに関して関口氏とほぼ同意だとし、「小さいスピーカーから低域が出ないのは構造的に仕方がないことなのですが、それを踏まえたワット数になっていて、音量を上げた時に音質変化が少ないことがポイント」と述べた。
音質面についても、関口氏は「シミュレーターは歪んだ音よりもクリーンな音の方が再現が難しい印象があるのですが、(BandBoxは)クリーンな音を選択したときにピッキングのニュアンスまでしっかりと出る」、「ベーシックな部分の音がしっかりと仕上がっている」と評価。「キャビネット(スピーカー)の種類まで選べて良い音が見つかるのが素晴らしい」と話した。
また、「実際のエフェクターやペダルには様々な種類があるので、たくさんあればギター奏者は楽しいけど、初心者だと何を選んで良いかわからない。(BandBoxのシミュレーターには)最低限のエフェクトとツマミが用意されていて、多過ぎず、一通りの音が作れるものは揃っていて、そのバランスが良い」と魅力を語った。
小林氏は、アプリ内のエフェクターなどのアイコンについて触れ、「実際のエフェクターやペダルは、音の種類と見た目のデザインがある程度決まっていて、その特徴がしっかりと認識できるアイコンが並んでいる」と説明。「アイコンで音と画がリンクするので、元々ギターを弾いている人にも分かりやすいし、初心者もこれで試して、実際のエフェクターなどを買ってみようという気持ちになるのでは」と話した。
イケシブや蔦屋家電+で実機展示
クラウドファンディング開始となる5月13日10時より、イケシブ「ワールドペダルパーク」と二子玉川「蔦屋家電+」にて実機展示を行なう。また、5月16日から17日に大阪で開催される「サウンドメッセ in Osaka 2026」にも出展し、実機を展示する。
- 展示期間:5月13日より展示開始
- 場所:東京都渋谷区道玄坂1丁目7-4 渋谷スクエアB 1F
【イケシブ(IKEBA SHIBUYA)展示詳細】
- 展示期間:5月13日より展示開始
- 場所:東京都世田谷区玉川1丁目14-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンターテラスマーケット 1F・2F 二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」
【蔦屋家電+展示詳細】
- 開催期間:5月16日11時〜18時30分、17日10時〜17時30分
- 場所:大阪市住之江区南港北2-1-10 大阪南港 ATCホール
- ブース番号:E26
【サウンドメッセ in Osaka 2026 出展詳細】















