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AKG定番密閉型ヘッドフォンがリケーブル対応「K550MKIII」に進化。純正アップグレードケーブルも

 ハーマンインターナショナルは、AKGブランドの密閉型ヘッドフォン「K550」を、ケーブル着脱式とした新機種「K550MKIII」を10月6日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトの価格は22,880円。

ケーブル着脱式に進化させた「K550MKIII」

 「K550の広いサウンドステージと高品位でダイナミックな音質や、機能美を追求したシックなデザインなどを踏襲するとともに、断線した際もケーブルのみを交換でき、大切なヘッドホンを長く、安心してお使いいただくことが可能になった」という。リケーブルによるカスタマイズも可能。

 着脱端子部にはミニXLRを採用。付属のケーブルは、AKGプロフェッショナルで実績のある3mケーブルで、高純度OFC(無酸素銅)を採用。信号のロスや歪みなどを抑えた純度の高い伝送が可能という。入力端子は3.5mmのステレオミニで、標準プラグへの変換アダプタも付属する。接触抵抗が小さく導電性に優れ、サビや接触不良を防ぐ金メッキプラグを採用した。

着脱端子部にはミニXLRを採用

 なお、アップグレード用のオプション品として、純正リケーブル(C200)も別売で用意する。導体に高純度な6N-OFCを使ったもので、直販サイトでの価格は10,880円。入力端子は3.5mmのステレオミニ。

 550MKIIIの発売を記念し、対象商品のK550MKIII、Q701と、前述の純正リケーブル「C200」を合わせて購入すると、合計金額から3,000円引きするキャンペーンも実施。期間は2018年1月14日まで。ハーマン公式通販サイト、HARMAN Store 東京ミッドタウン店、その他、キャンペーン対象製品取扱店で実施する。

50mm径ドライバを採用

 ユニットは50mm径。振動板にはマイラー素材を使い、ハイスピードと優れたレスポンスを可能にするという軽量アルミボイスコイルも組み合わせている。これにより、「豊かな音のエネルギー感や立体感を最大限に引き出しながら、高いリニアリティがもたらす正確かつ精細な情報量の共存により、躍動感のあるワイドレンジ再生」が可能という。

 再生周波数帯域は12Hz~28kHz。感度は94dB/mW、インピーダンスは32Ω。

 ドライバ本体や内部ハウジングの空気の流れを調整するポートを備え、振動板の振幅時に発生する背圧を最適化する「ベンチレーション・システム」、ハウジング内に内部ハウジングを設けてバスレフ・エンクロージャの役割を持たせる「インナー・バスレフ・エンクロージャー」なども採用している。

 ヘッドバンドやハウジング、ハンガーには金属素材を採用。ハウジングには独自の2D-Axis2機構を採用し、平らに折りたたむ事もできる。ヘッドバンドの内側と、イヤーパッドにはレザー調素材を採用。ケーブルを除いた重量は305g。