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カナルワークス、8ドライバの最上位カスタムイヤフォン。ユニバーサルも

 カナルワークスは、カスタムイヤフォンのハイエンドモデルとして、片側に3ウェイ8ドライバを搭載した4製品を発売する。受注開始は11月3日で、価格はオープンプライス。ニュートラルなチューニングの「CW-L72」と、パワフルなチューニングの「CW-L77」を用意し、直販価格は各157,000円。これらにサウンドチューニングシステムを加えた「CW-L72PSTS」、「CW-L77PSTS」は各168,000円。耳型採取費用が別途必要となる。

CW-L72。新オプション「Blue Snow」を選択したモデル
CW-L77。新オプション「フレークホログラム」を選択

 各製品のユニット構成は以下のとおり。型番にPSTS(パーソナル・サウンド・チューニング・システム)がつくイヤフォンは、ユーザーが付属パーツを交換することで中低域のレベルを変更できる。

  • 「CW-L72」 157,000円
    3ウェイ8ドライバ (高域×4/中域×2/低域×2)
  • 「CW-L72PSTS」 168,000円
    3ウェイ8ドライバ (高域×4/中域×2/低域×2)
  • 「CW-L77」 157,000円
    3ウェイ8ドライバ (高域×4/中域×2/低域×2)
  • 「CW-L77PSTS」 168,000円
    3ウェイ8ドライバ (高域×4/中域×2/低域×2)

 また、ユニバーサルイヤフォンの新製品も11月3日発売。価格はオープンプライスで、直販価格はフルレンジ1基の「CW-U02」が35,000円、2ウェイ2ドライバ(高域×1/低域×1)の「CW-U12aEX」が50,000円。

リファレンス「L72」とロック・ポップス向け「L77」

 既発売の3ウェイ8ドライバイヤフォン「CW-L71」('14年発売)をベースに、ドライバの組合せや音響設計、ネットワークを全て見直して、チューニングの異なる2モデルを用意。

 「CW-L72」はニュートラルチューニングを施したリファレンスモニターで、インピーダンスは25Ω、感度は120dB。「CW-L77」はパワフルなチューニングで、ロックやポップスなどに最適としており、インピーダンスは15Ω、感度は118dB。カナルワークスのサウンドアドバイザーや音響現場のエンジニアなどの意見を反映し、音に磨きをかけたという。

 型番にPSTS(パーソナル・サウンド・チューニング・システム)が付くイヤフォンは、ユーザーが中低域の音を調整できるようパーツ交換に対応する。

ハウジングの外に音質調整用の抵抗が露出している

 いずれもケーブル交換が可能。コネクタ部分には耳へのフィット感を高めるメモリーワイヤーを内蔵。長さは127cm、162cm、68cmの3種類、色はクリアとブラックから選択可能。オプションで、入力プラグをバランス接続対応の2.5mm 4極プラグや、4.4mm 5極プラグに交換できる。

ケーブル交換に対応
オプションでバランス接続用の2.5mm 4極プラグや4.4mm 5極プラグに交換できる

 いずれもセミハードケースやワックスクリーニングツール、クリーニングクロスが付属する。

 ハウジングの新カスタマイズオプションとして、荒いフレークと細かいグリッターのコンビネーションとなるフェイスプレート「フレークホログラム」と、マリンブルーのシェルに雪の結晶をモチーフにしたフェイスプレートを組み合わせた限定仕様「Blue Snow」を用意し、11月3日から受付開始。直販価格は、フレークホログラムの左右セットが4,000円、片側のみで3,000円。Blue Snow(左右セット)が10,000円。

カスタムイヤフォンのエッセンスを盛り込んだ」ユニバーサル2機種

 フルレンジ1基のCW-U02と2ウェイ2ドライバのCW-U12aEXを新発売。それぞれカスタムイヤフォンの「CW-L02」、「CW-U12aEX」をユニバーサル化したモデルとなる。

CW-U02
CW-U12aEX

 ハウジングはカスタムモデルと同様にハンドメイドで制作。国産のアルミ削り出しノズルを採用している。2ピン端子によるリケーブルに対応する。体温で柔らかくなるサーモフィットイヤーチップが付属する。

 なお、カナルワークスは10月末に下記の9製品を販売終了すると案内している。

  • CW-L01
  • CW-L05QD2
  • CW-L10
  • CW-L15
  • CW-L32
  • CW-L51a
  • CW-L51aPSTS
  • CW-L71
  • CW-L71PSTS