ニュース

CDレンタル店はピーク時の35%まで減少。レコード協会調査

 日本レコード協会は、2017年度CDのレンタル店調査報告書を公表した。4月1日から6月30日まで、全国のCDレンタル店900店舗を対象に訪店調査した結果をまとめたもので、CDレンタル店舗は前年比2.6%減(59店舗減)の2,118店となった。ピークの1989年末の6,213店と比較すると、35%の水準まで減少している。

CDレンタル店はピーク時の35%まで減少。レコード協会調査 CDレンタル店数推移(出典:レコード協会)
CDレンタル店数推移(出典:レコード協会)

 店舗面積は、前年比3.7%増の904m2。内訳は、CDレンタルが78m2、DVDレンタルが318m2と前年並だが、書籍・コミックレンタルや販売などの「その他」が前年比6.5%増の507m2と拡大している

CDレンタル店はピーク時の35%まで減少。レコード協会調査 店舗面積推移(出典:レコード協会)
店舗面積推移(出典:レコード協会)

 レンタルCDの在庫状況は、アルバムを中心に微増。シングルの1店舗当たりの平均在庫数は、1,115枚で前年比7.5%減だが、アルバムの平均在庫数は、19,751枚で同2.4%の増となった。1店舗当たりのレンタルCD平均在庫数は、前年比1.9%増の20,866枚。また、CDの在庫規模による店舗数分布をみると、在庫数15,000枚以上の在庫店は、前年の68.6%から1.7%減の66.9%となり、「大型在庫店の比率拡大は一段落した」という。