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スマホアプリで誰でもVTuber化、生配信もできる「カスタムキャスト」公開

ドワンゴとS-courtは、スマートフォンを使い、手軽にバーチャルユーチューバー(VTuber)のようなキャラクターになり、ニコニコ生放送での配信も可能なアプリ「カスタムキャスト」を公開した。iOS/Android版を用意。アプリは無料。

アプリ「カスタムキャスト」

人間の動きを3DCGのキャラクターなどに反映させ、動画配信を行なうVTuberが話題となっているが、それを行なうためにはPCやVR機器などの機材が必要だった。カスタムキャストは、スマホだけでそれを可能にする。

キャラクターカスタマイズ機能を備え、ヘアスタイル、フェイス、ボディ、コスチューム、アクセサリーなど、様々な設定項目を用意。「簡単に自分好みの可愛い美少女VTuberを作ることができる」という。スマホをシェイクすると、カスタマイズキャラクターを一瞬で作成できる「ランダム機能」も用意する。カスタマイズ時にポージングを行ない、背景を変更、SNSに投稿・共有もできる。

キャラクターカスタマイズ画面
背景を選び、SNSへの投稿も可能

iPhone X以上で利用する場合は、フェイストラッキング機能が利用でき、カメラでとらえた配信者の表情をリアルタイムでキャラクターに反映させられる。フリック操作で、片手で簡単に追加アクションをつけることも可能。iPhone 8/Androidスマホでは、顔の位置のみを認識する。

ポージングも可能

iPhone X以上ではさらに、AR機能を使い、キャラクターを現実世界に登場させることも可能。インカメラに写るユーザー自身に重なって、キャラクターが投影される。

このアプリと、ニコニコ生放送の実験放送用の視聴・ライブ配信アプリ「nicocas」を連携させる事で、キャラクターの姿で配信する事も可能。視聴者はnicocas、もしくはPCのブラウザの「実験放送」で、その番組を視聴可能。視聴者が、nicocasの「ギフト」機能を使い、キャラクターに向かってアイテムを贈り、番組を盛り上げられる。このギフトは、「クリエイター奨励プログラム」のスコアに加算され、配信者はスコアに応じて奨励金を受け取ることができるため、配信者を応援する事にもなる。

「nicocas」と連携し、キャラクターの姿で配信する事も可能

今後、niconicoの立体投稿共有サービス「ニコニ立体」に投稿することで、同アプリで作成したキャラクターを、アバターデータの共通ファイル形式であるVRM形式で出力する事も可能になる予定。これにより、アプリで作成したキャラをVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」にインポートし、楽しむこともできるようになる。

カスタムキャスト販促動画