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イオンシネマ、個室感のある「アップグレードシート」を全国15劇場に導入

アップグレードシート

イオンエンターテイメントは、イオンシネマにおいて、従来席の一部を変更し、約1.5倍の広さを確保しパーテーションを設置した「アップグレードシート」を7劇場に導入。2月末までには8劇場に順次導入し、計15劇場の136スクリーンに1,602席設置する。

アップグレードシートは、両サイドに高さ約1,100mmのパーテーションを備えたボックス席仕様。横幅と足下の広さは従来の約1.5倍となり、飛沫防止の目的に加え、パーソナルスペースの確保に対応。隣の席からの目線を気にせず、よりスクリーンに集中して映画の世界に没入できる。荷物置き、上着掛けも備えた、個室感のある「ワンランク上の快適シート」としている。鑑賞料金+500円で利用でき、ワンドリンクが付属する。

アップグレードシート導入劇場

イオンシネマでは2月現在、全劇場において鑑賞座席数を約半分におさえて営業中。昨年7月には、新型コロナウイルス感染拡大による暮らしの変化や、ユーザーの声に応えるため、“フューチャー・シアター・プロジェクト”を立ち上げ、映画館のあり方について検討。

その実験劇場である「イオンシネマ市川妙典」(千葉県市川市)を1月23日にリニューアルオープンし、そこに導入していた「アップグレードシート」が好評だったことから、全国15劇場への導入を決定。今後も、イオンシネマ市川妙典での成功事例を全国の劇場に順次拡大していくという。