「エコポイント」5月15日開始。家電購入で5~10%付与

-省エネラベル星4つ以上の地デジテレビなど対象


4月21日発表


 環境省と経済産業省、総務省は21日、5月15日以降の対象グリーン家電製品購入に対し、サービスや商品と交換可能な「エコポイント」を付与する事業を開始することを発表した。

統一省エネラベル

 4月10日に発表した政府の経済危機対策において、高い省エネ効果を有する家電製品の購入に対して、様々な商品、サービスと交換可能なポイント(エコポイント)を付与する「エコポイントの活用によるグリーン家電普及事業(仮称)」の実施が決定した。

 目的は、地球温暖化対策の推進、経済の活性化及び地上デジタル放送対応テレビの普及を図るためで、補正予算の国会成立を条件とし、5月15日以降の対象家電製品購入についてエコポイントを付与する。

 対象となる家電製品は、製品の省エネ性能を示す「統一省エネラベル」で星印4つ以上を取得している「地上デジタル放送対応テレビ」と「エアコン」、「冷蔵庫」。エコポイントの付与率については今後決定次第公表するが、地デジテレビについては価格の10%程度、エアコンや冷蔵庫については5%程度に設定する予定。

 また、対象商品の購入に合わせて、同種の古い家電をリサイクルした場合、製品へのポイント付与だけでなく、リサイクル料金程度のポイント付与も行なうという。制度の詳細は、今後決定次第公表する。

 なお、ポイント付与や商品との交換のためには、購入日や購入店がわかる「保証書」、購入日、購入点、商品、購入者がわかる「領収書」、「家電リサイクル券の排出者控え」の3点が必要となるため、確実に受領、保管するよう呼びかけている。


(2009年 4月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]