11月に「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA」開催
-「A&Vフェスタ」に代わるAVイベント。JAS発表
社団法人日本オーディオ協会(JAS)は29日、AV機器の総合展示会「A&Vフェスタ」に代わるA&Vイベント「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」を11月13日から15日の3日間、秋葉原UDXなどで開催することを発表した。入場料は無料。
「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」 |
従来、パシフィコ横浜で行なわれていたA&Vフェスタを、東京・秋葉原に場所を変え、ユーザー、メーカー、販売店、地域が一同に参画する形態へと進化させる回遊型の大型イベント。80社の参加と4万人の集客を見込んでいるという。
名称も「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」に変更。同イベントを親しみを持って受容され、秋葉原名物となるように愛称を「音展 oto10」(オトテン)とし、イメージキャラクターはJASの「サウンディー」が務める。
主な会場構成は「秋葉原UDX」2階アキバスクエア/4階フードシアター、「富士ソフトアキバプラザ」2階/5階/6階、秋葉原のオーディオ専門店など地域の協力店などを予定している。
開催趣旨 | 会場案 | 「サウンディー」がイメージキャラクターに |
具体的には、UDXを「音展エリア」とし、住宅メーカーなどのクロスオーバーによる生活空間提案を中心に、メイン会場として全カテゴリーの展示を実施。富士ソフトアキバプラザを「音展オーディオルーム&ホームシアター館」とし、試視聴中心の会場や本格シアターが体験できる会場を用意する。また、秋葉原地区会場を地元飲食店などの協力出展者が参加する「音展タウン」エリアとしている。
■ 住宅オーディオなどの家族向け提案も
イベントテーマ |
同イベントのテーマは「見せます【良い音と映像】のある快適生活空間」。秋葉原という地の利を活かし、オーディオマニアが家族と一緒に来場しても楽しめ、秋葉原に訪れた一般客もオーディオファンになるようなイベントにするという。
さらに、往年のオーディオブームを知らない若い世代にも、感動レベルの音/映像の楽しみが実体験できるような会場やブースを用意。また、オーディオ業界とハウジング、リフォーム業界とのクロスオーバーにより、リスニングルームやホームシアターなどを展示。「幸せが見える」演出を展開するなど家族向けの提案も行なっていくとしている。
同イベントにより、女性/カップル/家族客へのオーディオファン層の拡大や、モバイル市場/カー市場からのオーディオファンの獲得を目指していくとする。
秋葉原UDX 2階アキバスクエアで開催予定の「音展スクエア」概要 | 住宅/リフォームメーカーとのクロスオーバーで市場拡大を狙う | モバイルオーディオのコーナーも出展 |
カーシアターコーナーも設置予定 | “音質にこだわった”CDなどの販売も行なうという |
■ 「地域密着型の大型イベントとして成功させる」
「日本の最先端情報発信地域でイベントを試したい」と校條氏 |
「オーディオ&ホームシアター展 in AKIBA 2009」開催にあたり、JASの校條亮治会長は、「オーディオ再生文化の再構築や、家の中で音楽がある生活を提起していきたい。秋葉原というのは、日本の最先端情報発信地域で、このような場所でイベントを試してみたい」と述べた。さらに、「モノをただ展示するだけでない、提案や“夢”などを用意したイベントにする。また、地域密着型の大型イベントとして成功させる」とも語った。
実行委員長の西 國晴氏は秋葉原開催について、「いつかは東京に戻ってやりたいという希望があった」とし、「ウィークデーもAVファンが集まる秋葉原でイベントを行ない、ファンの方に楽しんでもらう」とした。
世話人代表として、秋葉原電気街振興会会長の小野一志氏は「オーディオ好きには格好の場所である秋葉原で、このような“念願のイベント”が開催されるということで、大変感激している」と述べた。
実行委員長の西 國晴氏 | 秋葉原電気街振興会会長の小野一志氏 |
(2009年 5月 29日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]